ImpactのChallenger3ホール
ノンタブリー県のMuang ThongThani(ムアントンターニ)のImpact(インパクト)はアリーナ、展示場、ホールなどが集積した場所です。この施設内のチャレンジャー3ホールに「ブサラカム」と呼ばれる新しい野戦病院が2021年5月14日に開設されました。
「ブサラカム」タイ語で「トパーズ」を意味します。インパクトの幹部と公衆衛生省との共同事業として設立され、バンコクとその周辺地域からCovid-19の中等度の症状の患者を最大5,000人受け入れます。
ブサラカム野戦病院の概要
20,000平方メートルのチャレンジャー3ホールには、男性患者、女性患者、混合病棟、酸素療法が必要な患者のために4つのゾーンに分かれています。主に当局が「黄色」の患者グループ(中等度の症状)とラベル付けした患者を引き受けます。治療するグループのより厳しい症状の患者のための100の陰圧室もあります。
病院には、公衆衛生事務局によって承認された医療関係者がローテーションで配属され、呼吸器、X線装置、高流量酸素療法装置など、標準化された医療機器が設置されています。
病院のホールの周りに120台のCCTVカメラを設置していて、現在Covid-19の発生が少ない60県の780人の医療スタッフが患者を監視できます。彼らは公衆衛生省によってケアをするために割り当てられました。
また医療スタッフが24時間体制で患者の世話をすることができ、患者の状態が悪化した場合、治療のためにすぐに病院に移送されますが、患者が近くの病院に移動する前に急速に悪化した場合に備えて、100台を超える生命維持装置を設置しています。
入院患者には再生紙で作られた段ボールベッド、毛布と枕が用意されており、施設全体でWi-Fiインターネットアクセスと携帯電話の充電ポイントを利用して、患者が友人や家族と連絡を取り合うことができます。
バンコクの病院・野戦病院
サムットサコーン、クロントーイ地区のクラスター発生で無症状・軽症者のための野戦病院は数多く開設されました。「黄色」の患者グループ(中等度の症状)施設は、ブサラカム野戦病院が初めてです。
バンコクの公衆衛生事務次官は、バンコクには約26,000の病床がありますが、それらの60%はすでに中等度および重篤な症状のCovid-19患者によって占められていると述べました。
現在、1,000台のICUベッドのうち100台が引き続き利用可能ですが、今後数週間で使用される予定です。
「赤色」患者グループ(重篤な症状)が病院で集中的に治療を受けるためにも5,000人の「黄色」の患者グループ(中等度の症状)のこの病院は重要な施設です。
保健省は定期的な消毒と施設での廃棄物管理を監督します。
バンコクで多くの体育館などが野戦病院になっていますが、広大な面積のあるインパクトは野戦病院にならないのかなと思っていました。中等度の症状の施設野戦病院になり、逼迫しているバンコクの病院を助けます。
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