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バンコク 記録的な雨で洪水に見舞われる

バンコクの雨季 天候

20日に26ヶ所で洪水が発生、21日は10ヶ所で浸水したまま

20日の雨はビックリするほど長く降り続きました。バンコクメトロポリタン・アドミニストレーション(BMA)は、20日の夜に26の場所で洪水が発生し、約10の場所が浸水したままであると報告しました。

洪水被害状況

Sukhumvit(スクンビット)26、スクンビット39、スクンビット71、チャオクンシン運河からラップラーオ122までのLat Plao(ラットプラーオ)通り、パタナカン通り、スリバラ通り。

BMAの排水・下水道局は、Rama IX通りのスリウドム交差点のChalerm Prakiatで27cm、 Pattanakan (パタナカン)通りクルンタイ銀行支店前で24cm、ワットシーイァム近くの Srinagarind(シーナカリン)通りで15cmの高い洪水位を報告しました。

21日の朝、バンカピ地区にあるラムカムヘン大学内で浸水しました。大学は洪水のため、バンカピ地区とプラウェート地区の2つのバンコクキャンパスで授業を中断しました。

洪水の原因

気象局の発表では、20日はバンコクでは、北と北東の強いモンスーンの谷と、アンダマン海、タイランド湾の南西にモンスーンの谷が原因です。大雨が降ると予想されていました。

23日までで、モンスーンは弱くなり、北に向かってミャンマー、ラオス北部、ベトナム北部に移動します。大雨は東の一部の地域と南の西海岸でのみ続くでしょう。波は1〜2メートルの高さになります。

24日から26日まで、アンダマン海とタイランド湾のモンスーンはさらに力を失い、雨は少なくなり、波の高さは1〜2メートルです。

今後の洪水の予測

バンコクでは7月20日と21日に、一部の地域で160mm/hという異常な雨量が計測されており、ランシット大学気候変動・災害センター所長は今回のような大雨はいつ起こるかわからないと述べています。

1年の中で雨量の特に多い9月と10月は、バンコクで今回よりもひどい洪水に見舞われる危険性があると警告しています。 その時期は高潮と北部地域からの水の流出により、さらに深刻になる可能性があるため、排水システムの点検と修理が必要であると述べました

ヨーロッパで高温で乾燥しているため、山火事の被害が出ています。ロンドンでは40度を超える日を観測したり、日本もここ数年ゲリラ豪雨の被害が続出。世界中、異常気象が報告されています。バンコクの9月・10月は注意が必要です。

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