サムットサコーンのマハーチャイ市場でクラスター発生
つい2、3日前の「タイ 新年のお祝いとカウントダウンは禁止しない」の記事でアイコンサイアムのカウントダウンの案内を投稿したのですが。バンコクの隣県サムットプラカーンのマハチャイ市場で689人の新型コロナウイルス陽性が確認されました。これに伴いバンコクのカウントダウンイベントを中止にすると発表されました。
バンコク都感染症対策委員会からの注意事項
以下は在タイ日本国大使館の情報から抜粋しています。
- 参加者の多く、距離が密になるようなイベントは当面控えるようお願いしたい。(娯楽施設、ムエタイ・ジム、各種市場)
- 今回の感染者の多くを占める外国人労働者が利用することの多い公園について、都営公園は引き続き営業を続けますが、密になることを避けるようお願いしたい。
- 寺院も外国人労働者が集まる場所として知られてていて、宗教行事の自粛をお願いしたい。
- 年末年始の各種イベントの自粛を求める。都当局関連の行事は全て中止。
- 都内の生鮮市場等を対象として、積極的疫学調査を実施。
- 都内の官民全てに対し、少なくとも向こう14日間、可能な限りのwork from homeをお願いする。
- サムットサコーンに距離的に近い区内(バンボン区、ノンケーム区、バーンクンティアン区)に所在する都営の学校については14日間の休校。
サムットサコーンーの現状
サムットサコーンのマハーチャイ市場で、エビを販売するタイ人女性の新型コロナウイルス感染が2020年12月17日判明。19日までに女性の家族3人を含めて、13人の陽性が確認。その後市場で働くミャンマーからの移民労働者に対してより多くの検査を実施するにつれて、市場で発生した新型コロナウイルスの新しい症例が増加し、694人の感染が確認されました。
タイ保健省は、サムットサーコーンの市場の労働者に対して行われたテストの結果として、今後数日で症例数が増えると予想しました。当局が10,000人のミャンマー人労働者をテストしており、県内での発生を封じ込めるためにその数を40,000人に増やすと述べました。
サムットサコーンはロックダウン
サムットサコーン県のマハーチャイ市場で694人の大規模なクラスターが発生した為、サムットサコーン当局は緊急会見を2020年12月19日夜に行い、感染拡大抑制のための制限措置を発表しました。
- 2020年12月19日~2021年1月3日まで中央エビ市場、娯楽施設、教育機関、運動場、ムエタイジム、その他多くの人々が集まる施設を閉鎖。
- 同期間、食堂はテイクアウトのみ営業を認める。なお、病院、ホテル内及びショッピングセンター内の飲食店の営業は引き続き可能。
- 同期間の午後10時~翌朝5時までの夜間外出制限の協力を要請する。
- 外国人のサムットサコーン県への出入境を禁止。タイ人の同県への出入境についても、事前に届け出ること。
バンコクからマハチャイ市場にエビを購入のため通っていた人の感染も確認されています。保健省はミャンマー労働者は市場と住居の往復で、抑え込みができると述べていますが、バンコクからも隣県で近いので、購入に多くの人が行っていると思われます。
年末が近づく中、イベントも中止され厳しい年越しが予想されます。
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