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バンコクの慢性的渋滞と交通事情

電車・車

ソンクランの間のバンコクの交通事情

ソンクランはタイのお正月で2019年4月13・14・15日の3日間です。16日も休日のところが多いです。

New Yearはタイでは、年が変わるという認識で、カウントダウンのイベントはありますが、休日も1月1日だけです。1年中で一番暑い時期のソンクランが日本のお正月にあたります。

ソンクランの帰省ラッシュ

日本のお正月と同様に、バンコク在住の方も故郷に帰省する方が多く、10日ぐらいから帰省ラッシュが始まりました。

日本の帰省ラッシュの風景は、新幹線・飛行機がメインですが、タイは新幹線のような高速列車はないし、タイ国鉄は長距離列車も運行していますが、本数が少ないです。飛行機はLCCの参入もあり、各地にフライトしていて満席です。

通常も鉄道ではなく、バス・ロットゥー(ミニバン)を使用するタイの方ですから、帰省もバスに需要があります。

タイ国営運輸会社の発表によると、ソンクランの帰省ラッシュピーク(4月10日~13日)のバス利用者の増加に対応するために、バンコク発の1日のロットゥー(ミニバン)を3000便増やして9000便にしました。1日にバンコクからバスに乗る人は約20万人。

ソンクランのバンコク中心部

11・12日は帰省ラッシュとは別に、バンコク中心部はいつもの渋滞以上で、全く車は動かない状態でした。

ソンクランの13日はビックリするほど空いている道路です。上記の画像はラチャダ通りのRama9方面です。お正月は社用車も走っていないので大阪市内が空いていたのと同じです。

バンコクの人口が875万人(2017年度)で近郊の都市圏(スワンナプーム国際空港のあるサマットプラカーン)などを含めると、1000万人を超えます。

この人口で公共交通機関の電車がMRT、BTS、ARLとタイ国鉄(1時間に1本)だけでは、道路の渋滞は当然です。大阪で例えるとMRTが地下鉄なので、地下鉄御堂筋線、BTSは高架を運行しているので、阪急千里線と地下鉄堺筋線、ARLはスワンナプーム国際空港行きですが、距離にしたら千日前線ぐらいでしょうか。

以前は公共交通機関がバスとトゥクトゥクだけだったので、先ずバイクの需要が高まりました。今もバイクに乗っている人は多いです。近年は所得が上がり、個人の車の保有率も高くなり、渋滞は酷くなる一方でした。

現在は2016年にMRTのパープルラインが開通し、今年3月にBTSが延伸、9月にMRTブルーラインも延伸工事中の区間が開通予定です。

この他ラップラオ通り、ドンムアン空港方面へも工事が進んでいます。この工事も渋滞の原因の1つです。後3年ぐらいすると随分と便利になるでしょう。

MRT、BTSの車両数が絶対的に少ないので一度に多くの人が乗れません。MRTのパープルラインの車両は日本製ですが、車両数を増やすのは、駅のホームの長さも関係あるし難しいのでしょうか。

そのMRTですが、3年前は全車両座席がありましたが、現在は座席がある車両の方が少ないです。ラッシュ時に車両の真ん中は空いているのに、誰も詰めて乗らないので、入口付近のみ混雑して積み残しがある状態でした。現在は座席なしの車両が増えて改善されてきています。

MRT、BTSは延伸していますが、バンコクではバスの役割も大きいです。

MRT、BTSの価格がバスと比較して高いので、格差のあるタイでは、バスに乗る人も多いです。クーラーなしのバスは6.5~9TB。クーラー有りが11~17TBで乗れますから。私もバス愛用者です。

ソンクランの間は道路が空いているのでバスで遠出しようかと考えています。

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