生体認証システムは2019年5月末頃から導入
6月の最初に日本への一時帰国からスワンナプーム空港に到着した友人が、5月の初旬まではなかったのにと言っていました。6月中旬にドンムアン空港に到着した友人によると生体認証システムが導入されたとのことです。
生体認証システムとは
2001年9月11日ニューヨークのワールドトレードセンター・ツインタワーがハイジャックされた民間航空機二機の自爆テロにより崩壊するという悲惨な事件が起きました。
2004年からテロリストの入国防止対策を目的にアメリカ合衆国が世界で最初に始めました。外国人の人さし指の指紋採取を開始します。2007年には更に厳格にし、両手すべての指からの指紋採取を始めました。
日本は2007年11月20日から、外国人の入国審査時に個人識別情報(指紋及び顔画像)の提供がスタートしました。アメリカに続き世界で2番目に導入した国です。
生体認証システムの利点
生体認証出入国管理システムは、 顔と指紋で個人を識別し、偽造パスポートの取り締まりなどにも役に立ちます。タイは、このシステムを導入したASEANで5番目の国です。
世界では韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、カンボジアなどの国々が導入していて、中国でも導入されたようです。
ドンムアン空港の指紋認証システム
ドンムアン空港でイミグレ審査の前に指紋認証システムの機械が設置されています。
右手の指4本、左手の指4本、両手の親指と順に機械にかざして指紋を登録
入国審査官もまだ慣れていないためか、一人ひとりの対応に時間がかかるようです。世界中から外国人観光客が訪れるタイ南部のプーケット国際空港などでも導入され、出入国管理ポイントに2000台が設置されます。
多くの人々が利用するバンコクの空港の入国管理は、入国出来るまで1時間ほど待つこともあるほど混雑しています。生体認証出入国管理システム導入で、スムーズに入国が出来るようになるといいですね。
タイ人に関しては、自動化ゲートが2017年から導入されています。シンガポール人と香港人は自動化ゲートを使用できます。
新型コロナウイルス パンデミック中
2020年5月から新型コロナウイルスの感染拡大により、入国に制限がかかりました。2020年夏・冬の出国の際は指紋認証はありませんでした。また入国時もCOE取得が義務化されているため、指紋認証は無しでした。
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