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タイ 高速鉄道計画第1段階は2026年までに完成予定

バンコクのアビワット中央ターミナル 電車・車

第1期路線は、 バンコクからナコン・ラチャシマ

政府報道官は最終的に中国の昆明とバンコクを結ぶ高速鉄道の第1段階(バンコクからナコンラチャシマ)は2026年までに完成すると発表しました。全長251キロメートルの第1期路線は、バンコクからクルンテープ・アピワット中央ターミナル(バンスー・グランド)、 ドンムアン、 アユタヤ、 サラブリー、パクチョンの6つの駅が設けられます。

工事の遅れた理由

中国当局はタイ政府に対し、資材、さまざまな地形での鉄道路線の建設、駅の設計、橋やトンネルの建設など、 高速鉄道建設に関する知識を提供することを約束したといいます。

高速鉄道プロジェクトは、2010年に初めて政府に提案されて以来、遅れに見舞われています。大きな問題点の1つは資金調達です。巨大プロジェクトに中国から資金を借りた他国の経験をタイは繰り返したくなかったためです。ラオスでは、中国がビエンチャン~ボーテン間の高速鉄道の費用の70%を負担し、ラオス政府の拠出金の多くは中国の銀行からの融資によるものでした。

進行状況

タイ政府によると、少なくとも600人の乗客を運ぶことができる復興ハオCR300AF列車がこのプロジェクトに使用される予定であると述べました。プロジェクトは、システム構築工事1件、土木工事14件の計15件の工事請負契約から構成されています。建設が完了したのは1契約のみで、残り10契約が進行中で、残り3契約が当局の署名を待つ状態です。

クルンテープ・アピワット中央ターミナル(バンスー・グランド)駅の現在の状況

タイ国鉄(SRT)が老朽化した象徴的なファランポーン駅に代わる新しい 鉄道ハブの建設を決定したとき、 国営企業庁は、クルンテープ・アピワット中央ターミナル(バンスー・グランド)を、タイの賑や かな交通センターにすることを目指しました。政府はクルンテープ・アピワット中央の建設のために約160億パーツを積み立てました。 274,192㎡の面積を誇るこの駅は、クアラルンプールの中央駅を追い越し、東南アジア最大の鉄道駅となっています。

オープンして2年が経過

バンコクのアビワット中央ターミナル

高速鉄道計画の駅にも計画されているクルンテープ・アピワット中央ターミナル(バンスー・グランド)駅はオープンして2年が経過しました。フアランポーン駅では最盛期には上下200本の列車が運行していましたが、クルンテープ・アピワット中央ではラッシュアワーのみ通勤客で混雑するレッドラインを除き、1日を通して往復52本の列車しか運行して いません。

国内最大の鉄道駅の構内を歩く乗客は、ピーク時でもオフ時でも、利用率が低いため閑散としています。

問題点

バンコクMRTバンスー駅

SRTは、ファランポーン駅を閉鎖し、すべての列車をクルンテープ・アピワット中央に移動することを計画していましたが、通勤者(そのほとんどが学生を含む中・低所得者)が朝のラッシュアワーにバンコク中心部に行くために利用していました。夕方の帰宅時はクルンテープ・アピワット中央ですべての列車が終了すると、ダウンタウ ンまでの追加のバスや地下鉄の料金を支払わなければならなくなりまし た。毎日利用する乗客からの猛烈な抗議にあい、SRTは移転計画の保留を余儀なくされ、普通列車のファランポーンまでの乗り入れを許可することを決定しました。

SRTは24のプラットフォームのうち12を高速列車用に確保しており、2026年にバンコク発ナコンラチャシマ行きの最初のホームが駅に出入りすることを予想しています。

改善案

SRTは高速列車が運行するまで、クルンテープ・アピワット中央駅をこのままにしておくわけにはいきませんが、電車が増えて駅を利用する人が増えなければ、商店やレストラン、その他の企業を誘致できません。

新運輸大臣に対し、MRTが行った例をもとにスペースをより有効活用し、収入を得る方法を提示しています。野望の1つは、世界で最も混雑する鉄道駅の1つであり、JRに収益をも たらしている東京駅の成功に続くことでした。将来の鉄道駅となる壮大なデザインで建設されましたが、 その利用が定員に達するまでは時間がかかりそうです。

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