バンコク ビエンナーレの8回目の訪問
パーククローン・リバーからチャオプラヤ川の対岸に際だつ白い大きな仏塔が見えます。ここがWat Prayunwongsawat Worawihan(ワット・プラヨーンサワット・ウォラウィハン)です。
複数の寺院の集合体ということで、この寺院の中にビエンナーレの会場があります。寺院はタイのラタナコーシン王国のラーマ3世王の治世中に建造されています。Memorial Bridge(メモリアルブリッジ)を歩いて渡り、仏塔を目指して橋の麓から5分ぐらいで着きます。
門をくぐり、BABの看板が設置されている左側の会場に入りました。サインがわかりやすいので迷うことはないです。
Zodiac Houses、Montien Boonma(タイ)の作品で木材、セロハンを使用して仏塔が製作されています。
Monuments of the Memory, the Golden Room、Paolo Canevari (イタリア)の作品はまばゆいばかりの金色のプレートです。
Chat…Na、Arnont Nongyao(タイ)の映像作品もあります。インスタ映えするので、写真撮影をしているグループがいて、映像を見るのを諦めかけていたら、BABの係員の方に案内してもらえて見ることができました。
白の仏塔
WHAT WILL YOU LEAVE BEHIND? Nino Sarabutra (タイ)の作品で、白の仏塔の回廊沿いにびっしり敷き詰められています。白の素焼きのドクロです。
中国風山水の庭園
門の右側には中国風の山水があり、その上に小さな祠があります。庭園は手入れが行き届いていて、周りの池には大量のカメが生息しています。
庭を見ていると、隣にいたタイの家族から亀にあげるバナナを貰いました。せっかくなので、亀にバナナをあげていると、女の子が誤って池に落ちてしまい、大騒ぎ。お父さんがすぐに助け、池は膝上ぐらいで浅かったので、無事に救出というエピソード。
その騒ぎの後は庭園を1周しました。何とビエンナーレの作品も亀でした。Turtle Religion、Krit Ngamsom (タイ)の作品です。オブジェがグリーンとブルーの亀と全体がシルバーの亀も出展されています。大量の亀が生息している寺院として有名です。入口で亀の餌としてバナナを販売しています。
BABの資料によるとカメは長寿と寛容の象徴です。
昼間に見る白の仏塔も美しいですが、夜にライトアップされた仏塔はより、幻想的です。
ワット・プラヨーンサワットはビエンナーレ開催中も、観光客も少なく、静かな環境の寺院です。小さな博物館も併設されて、お寺の集合体ですから興味深く見学できます。
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