2020年6月7日より王宮 Wat Phra Kaeo(ワット・プラケオ)再開
コロナウイルス感染拡大で閉鎖されていた王宮とワット・プラケオです。当初6月4日より再開と発表されましたが、一旦延期となり、正式に6月7日の再開となりました。ワット・プラケオはバンコク3大寺院の一つで、タイで最も格式高い王室寺院です。
正式名称はWat Phra Sri Rattana Satsadaram(ワット・プラシーラッタナサーサダーラーム)で、Rama1世によって、1784年に王室の守護寺院として建立されました。王室の行事や式典などは王宮の多くの建物で行われます。
ワット・プラケオの行き方
MRT ブルーラインSanam Chai(サナーム・チャイ)駅1番出口下車。観光客を含め多くの人が乗降していたサナーム・チャイ駅は閑散としています。Sanam Chai Rd(サナーム・チャイ)通りを北へ歩いて8分ほどです。途中Siam Museum(サヤーム博物館)、巨大な涅槃像で有名なWat Pho(ワットポー)の横を通ります。
王宮を囲む白壁の歩道も歩いている人はほとんどいません。
ワット・プラケオ入口
入口ではThaichanaをスキャンして入ります。切符売り場までの道も人がほとんどいません。1年ぐらい前1度訪れたのですが、入口に団体旅行者で溢れていて引き返しました。
訪れているのはタイ人です。タイ人は無料ですので、私は切符売り場を見逃し、そのまま後ろをついて行きそうになりました。切符売り場を探し500Bのチケットを購入。切符売り場は誰も並んでいません。
秘薬を調合する仙人像が入口でお出迎えします。
プラ・シー・ラタナー・チェディ
王宮に入るとまず目に入るのが眩いばかりの黄金の仏塔The Phra Si Rattana Chedi(プラ・シー・ラタナー・チェディ)です。仏舎利が納められているとされています。
プラ・モンドップ
プラ・シー・ラタナー・チェディに隣接してPhra mondop(プラ・モンドップ)、経典を収めるための経堂です。中には入ることはできません。建物の壁面や柱の装飾は細工が精密でゴージャスです。経堂を囲むように象が設置されています。
プラ・スワンナ・チェディ
Phra Suwan Chedi(プラ・スワンナ・チェディ)はRama1世が両親のために建てた黄金仏塔です。仏塔の台座をヤック(鬼神)とモック(猿神)が支えています。表情は豊かでそれぞれ違いがあります。
ウボーソット(本堂)とエメラルド仏陀
上記画像はUbosot(本堂)の外観で、この本堂に有名なエメラルド仏陀が祀られています。本堂は土足禁止で横で靴を脱いで入ります。本堂内は写真禁止のため、外から撮影します。
エメラルドブッダは、翡翠で作られています。高さ 66cm、幅48cmの意外と小さい仏像で、季節に合わせ年3回衣替えをします。本堂の天井画は仏陀の生涯が描かれていて、荘厳で神秘的です。しばらく座って時を過ごします。
本堂の屋根の下の鐘が鳴り、風が吹き渡る中ベンチに座っていると遥か昔が思い起こされます。
ウィハーン・ガンダーラ
黄金の仏塔とは異なる趣のWiharn Gandhara(ウィハーン・ガンダーラ)。白と水色のモザイクタイルでできています。塔の中に入ることはできません。
6月末までは緊急事態宣言で、航空機はタイに入れません。観光客は現在はいないため、静かな雰囲気の中でゆっくりと観ることができます。
王宮周辺
王宮周辺は6月3日のスティダー王妃誕生日、王妃のカラーの紫が至る所に装飾がされています。王宮関係の施設も多いため、王妃の肖像画も飾られています。
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