全自動無人運転モノレール
2020年10月よりBMA(バンコク都・バンコク都市鉄道)はGOLD LINE(ゴールドライン)の第1フェーズ3駅が、運行開始すると発表しました。
ゴールドラインは2015年7月ショッピングモール、Iconsiamのカスタマーのサービスの一環としてIconsiamのオーナーによって提案されました。プロジェクトは2016年9月にタイの内閣によって承認され、当初、Iconsiamのオープン(2018年11月)に合わせて開通が予定されていました。Iconsiamに入店している高島屋の幹部が計画と違うとクレームを入れたようですが、タイは日本のように計画通りには物事は中々進みません。
2020年12月16日にゴールドラインは開通しました。
運行ルート
- Krung Thon Buri(クルントンブリー駅):BTS Krung Thon Buri駅
- Charoen Nakhon(チャルンナコン駅):Iconsiam
- Khlong San(クローンサーン駅)
運賃は15B
車両
ゴールドラインは全自動無人運転モノレール式です。大阪モノレール、ニュートラムに近い感じかなと思います。車両は中国の安徽省で製造されたゴム製タイヤを備えた「Bombardier Innovia APM 300」(ボンバルディア・イノビア)使用します。
ボンバルディア・イノビアはアメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社がありますが、2014年11月に中国のCSR Puzhenと合弁事業契約を結び、中国市場向けの車両およびInnoviaモノレール車両の開発と製造を行っています。今回のバンコクの車両も中国からの輸入です。ゴムタイヤは騒音や振動を抑える構造で最高時速は80キロ。
第2フェーズ
ゴールドラインは将来のSRTダークレッドラインの延長と乗り換えを予定しています。さらにSomdet Chao Phraya Rdに沿って西に1km延長され、Phrajahipok Rdが終点。この延伸は2023年にオープンする予定です。
Iconsiamの発案によるだけのことはあり、今までサパンタクシンからの無料ボートでチャオプラヤ川を渡るか、BTSクルントンブリー駅から無料シャトルバスに乗るかの選択からは便利になります。
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