6月28日から30日間の規制措置
バンコクは新型コロナウイルス感染者が減少しないにもかかわらず、飲食店組合の強い要望もあり、2021年6月21日より飲食店は規制緩和で午後11時まで店内飲食が可能になりました。感染者を減少させるにはロックダウンを勧める意見も多くあり、プラユット首相は経済を考慮するとロックダウンはしないと述べていました。
規制緩和から1週間、バンコクの感染者は増加傾向で重症者の病床が足らなくなることもあり、6月26日(土)に30日間のバンコクを中心とした地域で新たに厳格な規制が発表されました。
規制の地域(バンコク周辺)
- バンコク
- パトゥムターニ
- ノンタブリー
- サムットプラカーン
- ナコンパトム
- サムットサコーン
規制の地域(南部マレーシア国境)
- ヤラー
- ナラティワート
- ソンクラー
現在マレーシアは変異ウイルス(インド株)の感染拡大中で、ロックダウンを行っています。
規制内容
- レストランでの店内飲食の禁止(テイクアウトは可)
- ショッピングモールなどの営業は午後9時に閉店
- パーティーや祝賀会など20人以上の集まりを伴う活動は禁止
- 6つのエリアの建設現場は閉鎖され、労働者キャンプはクラスターを封じ込むために封鎖(バンコクの建設キャンプはに約81,000人の労働者が居住していて、5月以降、37のクラスターが発生したため)
- 建設労働者の移動と移転を制限するためにバンコクと5つの県に検問所を設置する予定であり、南部の4つの県には検問所があります。
2021年6月27日の感染状況
2021年6月27日(日)タイCOVID-19状況管理センター<the Centre for Covid-19 Situation Administration CCSA>は新型コロナウイルス新規の陽性は3,995人が確認されたと発表しました。現在43,607人が治療中(病院17,159人、仮設病院26,448人)、1,725人が重症・重篤で、489人が人工呼吸器を使用しています。死亡者は42人です。
3,995人の陽性確認の内、35人は海外からタイに入国して隔離検疫施設に滞在中の人々で、国内感染には含まれません。6月14日の発表の時点で、累計の陽性者の数は244,447人。死亡者は合わせて1,912人。
国内感染者
地域別ではバンコク1,370人、サムットサコーン289人、サムットプラカーン231人、ノンタブリー195人、パッタニー189人、チョンブリー155人、ソンクラー133人、パトゥムターニ126人などです。7月1日~サンドバッグを開始予定のプーケット1人、7月15日から開放されるサムイ島のあるスラタニは24人でした。
規制が緩和されて1週間で、厳しい規制が30日間続きますが、バンコクでの感染者数を考えると、もう少し早い時期に規制をしても良かったかと思います。とにかくソーシャルディスタンスをとり、手洗い、うがいで身を守ることですね。
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