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タイサッカー代表西野朗監督契約解除へ

サッカー

2022WCアジア2次予選敗退

2022ワールドカップ(カタール大会)のアジア2次予選は各グループ1国で6月3日~集中開催されました。最終戦が6月15日に行われ、最終予選に進む12チームが決定しました。

タイはGroup GでUAEで3試合を行いました。集中開催が始まる前は、ベトナムが首位で11ポイント、タイは3ポイント差の8ポイントで3位につけていました。結果は1勝も挙げていないインドネシアに引き分け、UAEに1-3で敗戦、最終戦マレーシアにも敗戦。1分2敗で首位UAEから9ポイント差をつけられて4位に終わり、アジア最終予選に進むことはできませんでした。

アジア2次予選前の合宿中、スタッフに新型コロナウイルス感染者が確認されて、選手も2週間隔離になり練習不足もありました。また北海道コンサドーレ札幌のMFチャナティップ・ソングラシン選手、横浜F・マリノスのDFティーラトン・ブンマタン選手の攻守の要の選手を怪我で招集できなかったこともありますが、結果が全てのため、タイ国内では批判もあったようです。

西野監督の手腕

西野監督はロシアW杯終了後に日本代表監督を退任すると、2019年7月にU-23チームと兼任でタイ代表監督に就任。2020年1月にはタイサッカー協会(FAT)と2022年1月までの新契約を結んでいました。

2020年1月8日~26日まで東京オリンピックの最終予選としてタイで開催されたAFC U23 Championshipではタイ史上初のグループリーグ突破でベスト8に進出しました。ベスト8でサウジアラビアに0-1で敗戦して東京オリンピック出場は叶いませんでした。この大会はコロナパンデミック前で私も何度もスタジアムに観戦に行きました。

U23で結果をだし、フル代表にもU23から選手を抜擢して、タイ国内でも評価され人気もありました。コロナパンデミックで中断の後の今回の集中開催です。U23の大会のように期待されていただけに残念な結果に終わりました。

FAT(タイサッカー連盟)も2022WCアジア2次予選敗退の結果を重く受け止めており、西野監督に対して契約解除の申し入れを行うほか、コーチングスタッフも一掃するようです。

西野監督には期待していたので、契約解除は残念ですが、結果が全てですから次期監督と新チームに期待しましょう。

西野監督は2021年7月29日に解任されました。

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