12月の終わり頃から、PM2.5の注意報が出ています
雨季が終わり、乾季になって過ごしやすくなってきたのですが、雨が降らないためPM2.5の被害がタイ全土に広がっています。風向きのせいかバンコクより北部のチェンマイの方が酷いようです。
PM2.5とは
下記にWIKIから引用しています。
粒子状物質(りゅうしじょうぶっしつ、英: Particulate matter, Particulates)とは、マイクロメートル (μm) の大きさの固体や液体の微粒子のことをいう。主に、燃焼で生じた煤、風で舞い上がった土壌粒子(黄砂など)、工場や建設現場で生じる粉塵のほか、燃焼による排出ガスや、石油からの揮発成分が大気中で変質してできる粒子などからなる。粒子状物質という呼び方は、これらを大気汚染物質として扱うときに用いる。
バンコクの大気
元々バンコクは大気がきれいなわけではありません。大阪市内に住んでいたので、それ程気にはなりませんでしたが。日本に居たときは、黄砂が中国大陸から風で運ばれてくる4月ぐらいに、PM2.5で霞がかかった状態はありました。
12月中旬からPM2.5の注意報が出始めた頃は、そうでもなかったのですが、数日前に学校が休校になった日は視界が悪く、やばい感じでした。
タイ環境省の対応
環境省も人工の雨を降らせたり(あまりの少量で効果がでなかった)、無料のマスクを配布を始め、外出を控えたり、運動をしないようにとPM2.5の注意を促しています。
バンコクは1年中夏で、クーラーの効きすぎで風邪をひくことはありますが、マスクを着ける習慣は元々ありません。花粉症の時期にあまりに多くの人がマスクを着けているのを見て、外国からの旅行者が何か悪いウイルスでも流行しているのかと思われる日本とは違います。
私も外出時はマスク着用、目もショボショボするのでサングラス。一見すると怪しい人です。
大気汚染の原因
バンコクの大気汚染の原因は、交通渋滞の排ガス、コンドミニアム・公共工事などの建築現場からの風塵などいろいろとあります。
車は日本製が多いので、排ガス規制はされていると思いますが、バスが問題です。クーラー無しのバスはかなり古いもので、排ガスを撒き散らかしています。少しずつですが、最新のバスも導入されていますが、まだ時間はかかるでしょう。
バンコクは大都市のわりに公共機関の地下鉄などの交通網が完備されていません。現在急ピッチでモノレール、地下鉄の工事が進んでいますが、この工事現場からの風塵被害もあります。
健康の被害、経済の低下にも繋がりますので、政府がどのような対策をとるのか情報を追っていきたいと思います。
バンコクではマスクは品薄状態のようで、最近日本に帰国した友人に日本でマスクを買ってきてもらいました。
2020年のPM2.5
2019年12月はPM2.5の注意報はなかったのですが、2020年に入って1月中旬に空がもやがかかっているようになり、学校の休校とマスクの配布がありました。2.3日後に強い風の日が続き現在はPM2.5はましになっています。
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