非常事態宣言が発令されて10ヵ月
タイの新型コロナウイルス感染拡大に伴い非常事態宣言が発令されたのが2020年3月26日です。最初は1ヵ月後の4月30日まででした。その後、毎月延長され続け、2021年1月15日までが2月28日まで延長の発表です。
非常事態宣言中とはいえ、規制がほとんどなくなっていたのですが、12月終旬のサムットサコーンのエビ市場での大規模クラスター発生から、タイの半分以上の県で感染者が確認され、第2波となっています。
2021年1月6日の感染状況
2021年1月6日、タイCOVID-19状況管理センター(CCSA)は新型コロナウイルスの新規感染者が365人確認されたと発表しました。
365人の内19人は、海外からの渡航者でタイ入国後の隔離検疫中に感染が確認された方。タイは航空機での海外からの渡航者に15泊16日の検疫隔離を実施しているので水際対策はうまくいっています。
99人は、外国人労働者です。現在のタイ国内での第二波は、サムットサコーン県の海鮮市場で働く外国人労働者たちから感染が拡大したと考えられているため、外国人労働者の積極的PCR検査を進めています。250人は、国内感染のタイ人らです。
高度管理地域
タイCOVID-19状況管理センター(CCSA)がレッドゾーンに指定している28県です。
- バンコク(Bangkok)
- サムットサコーン(Samut Sakhon)
- サムットプラカーン(Samut Prakan)
- ラヨーン(Rayong)
- チョンブリー(Chonburi)
- サムットソンクラン(Samut Songkhram)
- チャチュンサオ(Chachoengsao)
- ナコンパトム(Nakhon Pathom)
- ノンタブリー(Nonthaburi)
- パトゥムターニ(Pathum Thani)
- カンチャナブリー(Kanchanaburi)
- チャンタブリー(Chanthaburi)
- チュンポン(Chumporn )
- トラート(Trat)
- ターク(Tak)
- ナコンナヨック(Nakhon Nayok)
- プラチュアップキリカーン(Prachuap Khiri Khan)
- プラチンブリー(Prachin Buri)
- アユタヤ(Ayutthaya)
- ペッチャブリー(Phetchaburi)
- ラチャブリー(Ratchaburi)
- ラノーン(Ranong)
- ロッブリー(Lop Buri)
- シンブリー(Sing Buri)
- スパンブリー(Suphan Buri)
- サケーオ(Sa Kaeo)
- サラブリー(Saraburi)
- アントーン(Ang Thong)
この中で、サムットサコーン、チョンブリー、ラヨーン、チャンタブリー、トラートの5県が重度高度管理地域でバスに乗っている人の検問など厳しい措置がとられます。プラユット首相は現在はロックダウンではない。今の感染状況が改善されなければ、ロックダウンの措置をとると述べました。
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