タイは乾季になり晩も雨が降らず、月を見る機会が増える
先日友人が望遠で撮った、残月の美しい写真をアップしました。その頃、バンコクも満月だったので、時期は過ぎましたが、日本には「中秋の名月」があるけど、タイはどうなのかな?とボーっと見ていました。
乾季に入り、夜も雨は降りません。バンコクの夜空を見ても、私が長年住んでいた大阪と同様で星も4、5個ぐらいしか見えません。アパートの低層階に住んでいるので、いつもベランダから月が見える環境ではないです。
半月とは
半月は上弦の月、下弦の月と呼ばれます。日本では上弦の月は、昼頃に東の空に昇り、夕方頃に南中、そして真夜中に西の空から沈んでいきます。下弦の月は、真夜中に東の空に昇り、明け方頃に南中、そして昼頃に西の空から沈んでいきます。
上弦の月・下弦の月と言っても「弦」がその名の通りになるのは、月が沈む頃だけです。
満月を見た日から約1週間後、半月に近い月
夜中12時頃に月をみて呆然としました。月が上から欠けてお椀のような状態で見えたのです。一瞬目を疑いました。
思わず小学生で勉強した、月の満ち欠けを思い出したりしながら、緯度が違うからだろうとは思いました。
緯度の差で見え方が変わる
日本 東京は、北緯35度、東経140度。タイ バンコクは 北緯13度45分、東経100度です。緯度に20度の差があります。これが月の見え方に関係しています。
世界中満月の日は当然満月ですし、半月も同様です。南半球、赤道、北半球の緯度の差で、見え方が変わるわけです。日本では太陽が出ている時に、下半分だけの月が見える緯度なので、実際には見ることができません。
3年前半年間バンコクに住んでいましたが、全く気づきませんでした。海外はヨーロッパ・北米に行っていますが、北半球で、日本の緯度と同じか少し緯度が高い程度です。当然南半球も見え方は違います。
月の下の部分の半月を見てから、俄然興味がわいてきました。定点観測するには、適した場所ではないですが、半月から三日月へと月の満ち欠けの調査を開始予定です。
月旅行という時代に入っていますが、何かロマンを感じます。
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