ドークラック(ดอกรัก)は愛の花
ドークラック(ดอกรัก)はタイの花細工でマーライ、ナーチャーン、クリンタケンなどを作る時に使用するお花です。お花とガク、お花をバラバラにしても使用できます。タイ語でドークが花、ラックは愛で、タイ国際航空のロゴはドークラックが用いられています。
お花の部分を使用
クリンタケンはドークラックのお花を針に通して作ります。マーライのウバを作る時はお花を糸に通し、ガクの部分も使用します。
お花をバラして使用
- 針に刺している1番上はお花をバラして軸の部分を使用しています。マーライとウバのつなぎ部分に使います。
- 真ん中はガクをバラバラにして針に刺しています。
- 1番下はお花をバラした耳の形の部分を針に刺しています。
タイの花細工にはいろいろな形で使用されるドークラックです。
ドークラックについて
ドークラックは野に咲く花です。栽培されることはほとんどありませんが、マーライを作る所では使用するために栽培する必要があるでしょう。ラックは種まきまたは挿し木で増えますが、開花までの生育期間は約8ヶ月。パーククローン花市場ではマーライとドークラックも大量に販売されています。
ラックは、キョウチクトウ科ガガイモ亜科の小低木で、茎の高さは1.5〜3メートルで、花は白または紫です。インドで使用されている言語に由来すると考えられており、インドではこの植物をアラックと呼んでいましたが、タイ語のラックという言葉に変化しました。
私はパーククローン花市場で購入しますが、野生のドークラックを見たことがありません。郊外の自然な場所などで見ることができるといいのですが。
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