春節(旧正月)は全世界の華人にとって最も大切な伝統的な祝日
中国だけではなく、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどの国も休日ですが、タイも華人は多く住んでいますが祝日ではありません。
2020年の春節は1月24日(金)の大晦日、1月25日(土)が春節で1月30日(木)までの7日間が春節連休です。春節は太陰太陽暦に基づいているため、毎年変わります。2019年は2月5日が春節でした。
昨年より2週間早いので、1月の中旬頃から街中が春節のディスプレイです。その為今年はクリスマスディスプレイの撤去が去年より全体に早かったです。
ショッピングモールのスーパーでは日本のおせちに当たる春節用の食品が並んでいます。タイの華人は外食するのではなく、家族、親戚が集まって家で食事をします。
新型コロナウイルス
2020年1月26日までに、中国湖北省武漢市が発症の新型コロナウイルスですが、中国での感染者数は2000人を超え、死者も56人に。日本でも4人の感染者が確認されています。中国からの春節の旅行先の都市はバンコク、大阪、東京の順です。旅行者数は日本が70万人、タイが30万人と発表されています。
タイの状況
1月26日現在、タイ保健省によるとタイでの新型コロナウイルス感染者数は合わせて8人(その内タイ人が1人で他は中国人)。全て武漢からタイに到着前の感染で、タイ国内で感染した例は今の所ありません。
感染の検査を受けたのは84人で、感染が発覚した8人の内5人は回復し、既に中国に帰国しているということです。
タイの空港
タイの主要空港では新型コロナウイルスの侵入を防ぐため、入国審査前に赤外線サーモグラフィで乗客の体温を測定し、ウイルスキャリアの疑いをフィルタリングしています。
タイで6人目の新型コロナウイルス感染者は、空港でフィルタリングすることが出来ませんでした。空港到着時は発症していなくて熱がなかったためフィルタリングされず、タイ到着後に感染が分かりました。潜伏期間が1週間~14日あるためです。
タイはフィリピンのように送り返すことはしていません。
感染対策
タイの保健省は新型コロナウイルスの感染対策として、
- 混雑した場所へ行くことを避ける
- マスクを着用する
- 頻繁に手洗いをすること
今の所それしか方法はないです。インフルエンザなどの対策と同じです。
バンコクは数日前PM2.5の影響で学校を休校にし、マスクを配布しました。PM2.5と新型コロナウイルスの対策としてマスクをしている人が増えています。マスクも品薄になっているようです。
中国の対応
中国は27日から海外団体旅行を禁止にしました。実際は春節のピークは過ぎていますので、潜伏期間も含め、海外には新型コロナウイルスに感染している人はどのくらいかは把握できていないです。
注意深く情報はチェックしながら、フェイクニュース・デマには気を付けましょう。
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