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タイ バンコク~チェンマイ間の鉄道プロジェクト

バンコクのアビワット中央ターミナル 電車・車

タイ運輸省が日本と協議

タイと日本は、バンコクと北部のチェンマイを結ぶ高速鉄道プロジェ クトの第1段階の建設を開始する準備をしています。タイ側は鉄道運輸局(DRT)、運輸交通政策計画局、 公衆衛生管理局、国家経済社会開発評議会、タイ国有鉄道(SRT)が出席。日本からは、国土交通省、国際協力機構(JICA)、日本大使館の各関係者が出席しました。

今までの経緯

鉄道運輸局(DRT)の事務局長によるとプロジェクトの第一段階は、2015年5月27日に東京で日本との協力覚書が調印され、日本は、通常時速300キロに達する新幹線スタイルの列車を使用することを提案しました。国際協力機構(JICA)は2017年以来、プロジェクトの有効性を改善、予算を削減し、様々な問題に基づいて運行に到達する方法を見つけるために、プロジェクトの実現可能性調査を行ってきました。

日本の機関が実施した調査によると、プロジェクトの第1段階では、当初の目標よりも約17.3%高い経済的利益が得られることが示唆され、社会的および経済的利益の評価にCO2排出量の削減の影響も含まれています。DRTの事務局長は、タイの経済に利益をもたらすことができる重要なプロジェクトと見なされており、二国間関係を強化し、将来のより成功したプロジェクトへの道を開くと付け加えました。経済と財政に焦点を当てた実現可能性調査は、何年にもわたる議論と計画が間もなく実を結び始めると予想されます。

鉄道路線 12駅

バンコクのアビワット中央ターミナル
  •  Aphiwat Central Terminal (Bang Sue)(アピワット中央/バン スー)
  • Don Mueang(ドン ムアン)
  • Ayutthaya(アユタヤ)
  • Lop Buri(ロッブリー)
  • Nakhon Sawan(ナコンサワン)
  • Phichit(ピチット)
  • Phitsanulok(ピサヌローク)
  • Sukhothai(スコータイ)
  • Sri Satchanalai(シリ サッチャナライ)
  • Lampang(ランパーン)
  • Lamphun(ランプーン)
  • Chiang Mai(チェンマイ)
バンコクのアビワット中央ターミナル

鉄道路線はバンコク~チェンマイ間の約680キロを3時間半程度で結ぶ計画。フェーズ1としてバンコク~ピサヌローク間、約380キロ、所要時間約2時間を先行して建設することが想定されています。

バンコク~ノーンカーイ間の高速鉄道は中国の協力により、既に建設中です。タイはまた、横浜のみなとみらい駅などの日本の鉄道駅の例に基づいて高速鉄道周辺地域のより広範な経済的利益について、 また他の輸送および観光施設を考慮に入れて、日本に別の調査を行うよう提案しました。

アビワット中央ターミナル(バンスー中央駅)からチェンマイ行きの電車は運行しています。ファランポーン駅から始発駅が変わり、高速鉄道が運行されるともっと便利になります。

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