私はバスに乗って外出することも多くこのブログでもバスルートの記事を投稿しています。BMTAの情報はチェックしています。
BMTAとは
BMTAとはBangkok Mass Transit Authority(バンコク交通局)の略でバンコクとその周辺の県に運行しているバスの会社です。昨年からMRT、BTSの延伸が相次ぎ電車も少しずつ便利になっていますが、バスはバンコクの公共交通機関には大きな役割があります。
バス利用者の調査
バンコク大学研究センターのバンコクの世論調査センターは、バス利用者の調査をし、46.7%はバスに満足しているという結果でした。
現在の走行中のバスの本数に関しては61%が本数が足りないと答えています。51.7%は, 車両が古く、黒い煙の排ガスが環境汚染問題になります。
バス利用者の要望
- 61.6%は時間通りにバスが到着する
- 53.1%はすべてのバスを新車両に
- 51.9 %は新しいライフスタイル(ソーシャルディスタンス)に応じて混雑しない
- 37.6%は今よりも低価格で
- 26.8%は現金ではなくEチケットで支払う
現在の状況
1. バンコクのバスに時刻表はありません。15分毎に来るというだけで、続けて同じ番号のバスが来たり、30分ぐらい来なかったりです。渋滞が緩和されない限り難しいです。
2.ドンムアン空港へ行くA1・A2と同じ水色のバスが新車両のバスです。クーラー完備、バリアフリー対応です。
通称赤バスと呼ばれているクーラーなしの古いバスです。排ガス規制以前のバスのため黒い煙を上げて走行しています。水色のバスは中国製、赤バスは日本製。日本企業も新しいバスを納品したいのですが、中国製の価格が半分で苦戦しています。耐久性に優れているのは理解されているのですが、価格が安い方に流されていくようです。
コロナ感染拡大以降、個人的には密閉されない、クーラーなしに安心感があります。先日水色のバスで喚起のためかしばらく扉を開けて走行していました。
3.料金はクーラーなしの赤バスは均一料金で8Bで安いですが、水色のバスは13B~25Bで距離で料金が変わります。
4. バスのチャージカードも導入されましたがほとんど利用者はいません。
今後の計画
- すべての車両をクーラー車にして、清潔で快適で安全なサービスを提供する。 車の品質(アクセルシステム、ブレーキ)などの向上で運転手の負担を減らす。
- 30バーツの「1日乗車券」を提供する。
- 6,000台の車両を2,500台に減らすことで交通渋滞問題を減らす。
- エコなNGVエネルギーとハイブリッドに切り替えることで大気汚染を減らす。
- 国運輸局の計算プログラムによると, バンコクと周辺の両サイドをメインラインとサークルで運行する新しいバスルートを構築。
- 短距離のルートを調整してバスの待ち時間を5~10分短くする。
以上は7年計画で進行予定です。先が長いためまた変更されるかもしれません。
最近のバス停
2019年秋ごろからバス停サインがリニューアルされています。以前のバス停はバスルート番号も正確ではありませんでした。新規では番号の下にルートも記載されています。まだすべてのバス停が新規には変わっていません。徐々に変わるところがタイらしいです。
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