バンコクは2020年4月26日に12時16分
タイ国立天文学研究所によると、太陽がタイに垂直となる位置で軌道を進むため、4月から5月にかけて、太陽が真上を通過します。
太陽は地域ごとに異なる軌道を通るため、日本では緯度の関係で見る事ができない現象ですが、タイは北緯5~20度の間の赤道近くに位置していて、このエリアにある国では年に2回、太陽が真上近くを通過する日があります。この時は太陽が真上にあるため影がほとんどなくなるという現象が起こります。
タイ南部から北部へ
- ヤラー県:4月4日 12時18分
- バンコク:4月26日 12時16分
- ナコンラチャシマ:4月30日 12時09分
- ウボンラチャタニ:5月1日 11時58分
- ウドンタニ:5月9日 12時05分
- チェンマイ:5月14日 12時21分
- チェンライ:5月22日 12時17分
影が足元にできる現象
この現象を見たかったのですが、あいにく天候が悪く見ることはできませんでした。上記のタイ国立天文学研究所のHPに画像が掲載されていますので、影が足元だけの現象をごらんください。
タイ国立天文学研究所
タイ国立天文学研究所は、天文学分野でタイ国内の知識を向上させ、天文学、天文物理学研究分野でタイ、および世界に寄与することを目的として2004年に設立されました。
本部はタイ北部チエンマイのドーイ・インタノンの山中にあり、2012年にはオートガイダー付2.4m望遠鏡が設置されました。2013年にはチリのセロ・トロロ汎米天文台内にタイ南半球望遠鏡を設置し、北カリフォルニア大学と共同運用しています。
地方公共天文台
地方公共天文台は、国内の5つの地域に設置されていて、バンコクに連絡所があります。
- 東北部 北部 :コーンケン県
- 東北部 南部 :ナコーンラーチャシーマー県
- 東部 : チャチューンサオ県
- 南部 : ソンクラー県
- 中部:ピサヌローク県
気温も高くなる?
4月は夏季で1年の中で暑い時期ですが、太陽が地表に対し垂直となり太陽から全エネルギーを受け取りますが、モンスーンの影響を受ける雨や雲の量など多くの要因に依存し、大気中などに蓄積された熱も温度に影響を与えるため、気温が最高かどうかは異なるようです。
1年に2回太陽が真上を通過する為、次は8月半ばにもう一度この現象を見るチャンスがあります。バンコクでの日時が確認でき次第、お知らせします。
8月半ばは日本に一時帰国していたため、太陽が真上を通過する現象は見ることができませんでした。来年までチャンスを待ちます。
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