最初の車両がチョンブリ県のレムチャバン港に到着
建設が進んでいるバンコクのモノレール、イエローラインとピンクラインで使用する車両が中国からチョンブリー県のレムチャバン港に到着しました。10月2日にプラユット首相、運輸大臣、MRTの代表などの方々がレムチャバンでの引渡し式を主宰しました。
Bombardier Innovia APM 300(ボンバルディア・イノビア)
車両はバンコクで10月に運行開始するゴールドラインと同様のBombardier Innovia APM 300(ボンバルディア・イノビア)で全自動無人運転モノレールです。ボンバルディア・イノビアはアメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社がありますが、中国市場向けの車両およびInnoviaモノレール車両の開発と製造を中国で行っています。
ボンバルディア・トランスポーテーション・ホールディング
INNOVIAモノレール300システムは、世界の鉄道業界のリーダーであるボンバルディアトランスポーテーションによって提供されています。1997年、フアマーク駅での電子連動の強化に成功したことにより、タイ初の鉄道アップグレードプロジェクトに着手しました。
タイの鉄道システムではバンコクに本拠を置くMRTパープルライン、BTSスカイトレインライン全体にBOMBARDIER CITYFLOレール制御ソリューションを提供するなど、いくつかのプロジェクトに関わり、23年以上にわたって活躍してきました。最近はゴールドラインのINNOVIAムーバーシステムを提供しています。
タイのボンバルディア・トランスポーテーション
タイの会社は、600人を超える高度な技能を持った人材で構成され、地元での雇用の拡大が認められているほか、女性の雇用支援と高レベルの地位を獲得する機会均等を奨励しています。さらに、バンコクに本拠を置く信号およびエンジニアリングの地域センターは、世界中の革新的な輸送ソリューションに取り組んでいます。
ボンバルディアはタイ経済に大きく貢献しています。2019年だけでも、アジア太平洋および世界の輸出プロジェクトに約40万時間、16億バーツの価値をもたらしました。
2013年以降、カセサート大学、ナワミンタラーティラジ大学のバンコクのアーバンコミュニティカレッジ、マヒドン大学など、タイを代表する教育機関とのパートナーシップを提携し、次世代への鉄道工学教育を開始しました。
運行予定
最初は、4つのモノレールが各路線を走り、各方向に1時間あたり合計17,000人の乗客を乗せます。次に、7つのモノレールが各路線で運行し、各方向に1時間あたり28,000人の乗客を収容できます。電力とコストを節約し、都市の収益を増やしながら、人々はすばやく移動できることを意味します。
ボンバルディア・トランスポーテーションホールディングは、ピンクライン用に42両のモノレール車両、イエローライン用に30両を段階的に供給する契約を結んでおり、2021年に納品が完了する予定です。すべての工事が終了しテスト運行が完了した後、2つのラインは2022年に運行を開始する予定です。
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