神仏へのお供えに使用されるマリの花輪のマーライ
以前はバラバラにしたバラの花びらでマーライ(มาลัย)を作りましたが、今回はマリ(มะลิ/ジャスミン)で花輪のマーライを作ります。
マリ(มะลิ/ジャスミン)
ジャスミンは、高貴で縁起が良いとされ、神仏へのお供えに使用される花として有名です。純白の花が咲き、クールな香りが特徴です。家庭内に愛をもたらし、幸せが訪れれば、他人をも思いやることに繋がると信じられています。香り高いことから、水に浮かべて残り香を楽しんだり、お供え用の花輪に使ったり、「ナムオップ」と「ナムプルン」という伝統的な2つの香水作りにも使われます。
マリのマーライの作り方
バイトーン(バナナの葉)を折りたたんでストッパー代わりに使用します。マーライは1段6個を針に刺します。花の幅が均一になるように、茎の同じ長さの所に針を刺し、2段目からは花と花の間に重ねます。この時、花の向き(上向き、下向き)を合わせます。下向きの方が後の工程を考えると良いようです。
マリの花はつぼみの状態で使います。右手に針を持ち左手で花を刺していきますが、時間をかけずにさしていきます。マリの花は体温でもしおれてきます。
花輪ができる長さまで作り、針に糸を通して房を抜きます。糸を結んで花輪はできます。マリの花はすぐに開きます。上記の画像は翌日に作りましたが、つぼみから半分くらい開いています。
ウバの部分
花輪の下部に取り付ける房をウバといいます。ウバの先もマリの花で作ります。木の芯にマリの花を糸で留めます。細かい作業でかなり難しいです。今回は時間の都合で、先生に作っていただきました。
薄黄緑のドークラックのお花を開いて、がくとお花ををバラします。針にマリの飾り花、ガク、プラスチックのがく、ドークラックの順番に刺していきます、糸を通して房ができます。4房を作り花輪と合体させて完成です。
お供え
タイでは建物に廟を建てています私が住んでいる所も祠があります。前に作ったマーライは冷凍して保存しましたが、今回は祠にお供えしました。
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