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タイ 花細工蓮の花でマーライを創りました

タイ花細工、蓮の花のマーライ 花細工

蓮の花は仏教と密接

チェンマイのクィーン・シリキット王妃植物園

蓮はインド原産のハス科多年性水生植物です。英語 Lotus(ロータス)。タイでは寺院でお供えのお花として用いられます。公園内には蓮の池があり、パーク クローン花市場で販売されています。蓮の花をモチーフにしたデザインも多く、縁起のいいもの、美しいものの代名詞とされています。今回はその蓮の花を使ってマーライを作ります。

蓮の花のマーライの作り方

タイ花細工、蓮の花のマーライ

蓮の花の表部分をはがします。花びらをバラバラにして使用。

タイ花細工、蓮の花のマーライ

蓮の花は水中に咲いているため、オーキッド(蘭)やバラの花びらより乾燥しやすく、水分を頻繁に吹きかける必要があり、バラバラにした花びらは濡れティッシュに包みます。花びらには大小がある為、なるべく同じ大きさのものを使用し、3~5枚の花びらを重ねて下の白い部分をカットします。長さは揃えます。

マーライを作る時はいつもはバイトーン(バナナの葉)をストッパーに使用しますが、今回は蓮の表の部分を使用。針にストッパーの蓮を通し、花びらを1段6枚で長さを合わせて刺していきます。

タイ花細工、蓮の花のマーライ
タイ花細工、蓮の花のマーライ

花びらを1段6枚で刺していきますが、1種類の花びらのため、同じ色で段が分からなくなったり途中で段がずれてしまったりします。2~3色の花びらを使用する方が段がはっきりと分かってやり易いです。

タイ花細工、蓮の花のマーライ

ある程度の長さまで花びらを刺すと、針に糸を通して房を抜きます。乾燥するので、濡れティッシュで巻きます。マーライの輪にするためには長さが必要なため、もう1房花びらを1段6枚で刺していきます。この2房創る作業は結構大変です。

仕上げ

タイ花細工、蓮の花のマーライ

蓮の花の房を円形にして、糸で結びます。下部の真ん中にウバを糸で結び蓮の花のマーライの完成です。白のドークラックと赤紫色の千日草でウバを作ります。今回も蓮の花の房を作るのに時間がかかり、ウバと仕上げは先生に作っていただきました。

タイ花細工、蓮の花のマーライ

蓮の花は乾燥しやすいため、水を吹きかけながらの作業が大変でしたが、上品なピンクで花びらの先の白丸がポイントとなり、可愛らしいマーライです。クィーンシリキット皇太后が蓮の花のマーライを好んでいらっしゃるそうです。

蓮の花の芯

タイ花細工、蓮の花のマーライ

蓮の花の花びらをすべてほぐすと、黄色の芯が出てきます。蜂の巣のように見えるこの芯はイェップベープの芯にも使用します。乾燥させて使用もできます。

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