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タイ 各地でモンスーンによる大雨

バンコクの雨季 天候

今週のモンスーン

タイ天気図

8月1日にモンスーンは熱帯低気圧となり、海南海岸の北部と北東部を横切りました。その後、トンキン湾を越えて熱帯暴風雨「SINLAKU(2003年)」の時のように激しさを増して、ベトナムに上陸しました。

8月2日の朝、ラオスを通過し、夕方に熱帯低気圧に変わり、8月3日午前4時にナン県を越えてタイを通過、最終的にミャンマー北部に低気圧に変化して横たわっていました。

今週後半モンスーンはベトナムの上空に低気圧が横たわっていました。さらに、活発な南西モンスーンが、ほぼ1週間アンダマン海、タイ、タイ湾を停滞して8月5日にはタイ全国30県での大雨の警告がタイ気象局から出されました。

ナコンラチャシマ(コラート)

今回のモンスーンと低気圧の影響で、タイでは継続的に雨が降り、多くの地域で大雨が発生しています。タイで1番被害が大きかったのがナコンラチャシマです。

8月7日午前4時半頃から数時間にわたって激しい雨が降り続いていました。ナコンラチャシマは非常に暑い地方で、特に都市部上空ででここ1〜2日の間に熱が蓄積され、モンスーンの通過で激しい雨が続く要因です。多くの場所で洪水が発生し、幹線道路と側道は排水がうまく流れない箇所も多くあります。

特にナコンラチャシマーの街では、下水道に流れ込む雨水の量が原因で横断歩道まで水が溢れています。ニュース映像では腰ぐらいまでつかりながら歩いている人もいました。バンコクも同様に下水のインフラは問題が多くあります。

8月7日から1週間の天気予報

8月8日〜11日の間:モンスーンは北と北東地方にまたがり強くなります。南西モンスーンはアンダマン海全体に広がり、タイ湾も強まり多くの雨が国中に降る可能性が高いです。強風と高波がアンダマン海とタイ湾で発生する可能性が高く、アンダマン海では2〜3m、タイ湾では約2m、雷雨の場合3m以上になります。

8月12〜13日の間:モンスーンはミャンマーとラオスとベトナムの上空にあります。南西モンスーンはアンダマン海全体に広がり、タイ湾は弱まります。全国的に雨が降り続き、大雨が降る可能性があります。波はアンダマン海では約2mです。タイ湾では1〜2m。

東シナ海とフィリピンの東での活発な低気圧は、タイには影響しないと予想されています。

8月7〜11日の間、全国的に天気予報に注意する必要があります。すべての船は注意深く進まなければならず、小型ボートは雷雨を避けることを含めて上陸します。(タイ気象局)

先日からコサムイで船の転覆事故があり、チャオプラヤ川ではクルーズ船の事故もあったので注意が必要です。

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