米国とヨーロッパからの長距離便の燃油サーチャージが高い
2022年7月1日からタイ入国に、タイランドパスが廃止され海外から多くの観光客が訪れています。ロシアとウクライナの戦争勃発により、エネルギー問題の影響で、航空運賃の燃油サーチャージが高騰していて、タイから海外へのツアーは苦戦しています。
ヨーロッパのツアー
米国とヨーロッパからの長距離便では、燃油サーチャージが高くなり、依然として人手不足に直面しているため影響はより深刻です。
ツアー会社は、スカンジナビアのパッケージ旅行を1人あたり約15万バーツまたは約17万バーツから宣伝しており、2019年(コロナパンデミック前)の2倍の料金です。わずかな旅行客だけが高額なツアーを買う余裕があります。急騰する航空運賃は観光回復の観点から最も差し迫った問題の1つになっています。
価格が10万バーツ未満のヨーロッパのパッケージの場合、3食付きのツアーを提供せず、通常より高価な直行便ではなく、より時間がかかる乗り継ぎ便を使用する必要があります。
利益を得るには、ツアー会社は、インフレとバーツ安に購買力が衰えない唯一のグループであるトップクライアントを対象としたオーダーメイドのパッケージを提供することです。
東南アジアのツアー
中所得者の旅行者は、航空運賃の面でそれほど深刻な影響を受けていないため、主に地域内の旅行を求めています。全体として、東南アジアのパッケージツアーは2万バーツ未満です。
ツアー会社社も個人観光客も、ほとんどのタイ人旅行者は価格が高すぎるため長距離旅行を控えました。またシェンゲン協定加盟国のビザ手続きに時間がかかるため、旅行をキャンセルしなければならなかった人が10%いました。グループが計画どおりに旅行できない場合、損失のリスクが高いため、ツアー会社が旅行者に長距離旅行の提供を避けるようになったもう1つの要因は、ビザの問題です。日本も現在、海外からの旅行者にはビザが必須です。
タイ・エアアジア
タイ・エアアジアの最高経営責任者(CEO)は、航空会社は国内消費力に直接影響するタイのインフレを監視しなければならないと述べました。
7月の90%という高い搭乗率は、7月1日の完全再開後に海外からの観光客の需要があったことによるものですが、ローシーズンが近づくにつれて、今後数ヵ月の需要は軟化する可能性があります。航空会社は運賃のプロモーションを促されます。
アクティブなルートの数が40〜50%回復しましたが、フライトの頻度はパンデミック前のレベルの25〜30%にすぎません。成田~バンコクは運行しています。関空、名古屋などは11月からになりそうですが、運行に合わせてプロモーションも発表されます。
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