2019年12月12日 PM3時半頃から、国王の戴冠を祝うロイヤルバージがチャオプラヤ川で開催
このロイヤルバージ(タイ王室御座船パレード)は、今年5月のワチラロンコン国王の戴冠を祝う一連の行事の締めくくりとなるものです。今日のGppgle Mapにはロイヤルバージのコースが記載されていました。クルントン橋の手前からワットアルンの桟橋までの間をパレードします。
タイのテレビでは5月の戴冠式とパレードと同様に長時間ライブ放送されました。また今日はロイヤルパージでMRT、BTS、ARLが終日無料でした。
10月24日の予定を12月12日に延期
タイは10月中旬まで雨季で各地で豪雨が発生して、バンコクを流れるチャオプラヤ川も水流が速く、水かさが増していました。11月17日に乾季に入りましたが、より天候が安定する12月に延期になりました。
パレードの歴史
14世紀から18世紀に栄えたアユタヤ王朝時代から続く伝統的なRoyal Barge Procession「タイ王国御座船パレード」は700年以上の歴史があります。国王が国民の安否を水路から見守るという意味もあり、通信手段が発達していなかった時代に新たな王の誕生を国民に知らせるための重要な行事だったようです。
2006年に故プミポン国王の在位60年を記念し、2012年には85歳の誕生日のお祝いして開催されました。今回は約7年ぶりの開催です。
ロイヤルバージ(タイ王国御座船パレード)
タイ海軍が保存・管理する王室の御座船52艙が一斉にチャオプラヤ川を下るパレードです。王室御座船4艘、動物の船首像が飾られた10艘の御座船、38艘の護衛船などです。昨日はリハーサルも行われました。
ワチラロンコーン国王とスティダー王妃をはじめロイヤルファミリーが参加し、約2300名の海軍軍人が5縦列に配列されたバージに乗ります。
ワットアルンの対岸でロイヤルバージを見る
ロイヤルバージは数年に1度しか見るチャンスはないので、人出が多いのは覚悟して出かけました。MRT Sanam Chai(サナムチャイ)駅下車。駅を出ると交通規制が敷かれています。チャオプラヤ川沿いのどこかで見れるかなと思いMaha Rat Rdを歩いていました。
細い路地からカフェの横にスペースがあり、10数人の人が待機していました。小さいスペースですが軍、警察の人が警備に数人配置されています。川向うはワットアルンで寺院の前はスペースが確保されていて、黄色の洋服を身にまとった人で埋め尽くされています。
時刻は4時半ぐらいで40分ぐらい待っていると、荘厳な歌が風と共に聞こえてきて先頭は護衛船です。続いて赤の伝統的な装束を身にまとった30人ほどの手漕ぎの装飾を施した船が数艘下って行きます。海軍の軍人が訓練を重ねていてピッタリとオールが合っています。川向うは夕日に映えるワットアルンの前で小旗が振られています。
通常はゴミ・浮草が浮いているチャオプラヤ川ですが、今日はゴミひとつない川でした。今日のロイヤルバージに合わせて、川の清掃がされたのでしょう。ワチラロンコン国王の戴冠を祝う一連の行事はロイヤルバージで終わります。
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