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タイ サル痘への対策

スワンナプーム空港 病院&病気

サル痘とは

サル痘とはポックスウイルス科オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルスで、アフリカに生息するリス、サルやウサギなどのウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染します。また、人から人に感染することがあり、主に接触感染、飛沫感染をするとされています。

潜伏期間は6~13日(最大5~21日)

症状

発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0~5日程度持続し、発熱1~3日後に発疹がでます。多くの場合、2~4週間持続し自然軽快するものの、小児や、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。

世界の発生状況

サル痘の感染国は、アメリカ合衆国、英国、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、オーストラリアなどです。またカメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、ナイジェリアにおいて、サル痘患者の発生が確認されています。世界保健機関の記録によると、19ヶ国でサル痘の確認された症例が131例、疑わしい症例が106例あります。

タイ、日本は国内で感染症例はありません

サル痘は、新型コロナウイルスよりもはるかに伝染性が低いです。

タイの空港での対策

タイではサル痘は現在、綿密な監視を必要とする伝染病として分類されています。 スワンナプーム空港では、タイランドパスシステムを使用して、海外からの旅行者のサル痘のスクリーニングを開始しました。

疾病管理局(DDC)はスクリーニングはリスクが高いと思われる人々を検出し、サル痘がタイに持ち込まれるのを防ぐのに役立つと述べました。

サル痘はすでに多くの国に蔓延していると報告されており、人との密接な接触によって感染する可能性があります。中央アフリカのナイジェリアやコンゴなどのリスクの高い国や、サル痘感染が報告されているヨーロッパの一部の国からの旅行者に焦点を当てます。 

旅行者は出発前に病気の症状がないかもしれませんが、タイに到着するまでに症状が現れることがあります。症状は38度以上の体温、喉の痛み、頭痛、筋肉痛、腰痛、体の発疹、水ぶくれ、かさぶたなどがあります。

過去21日間にサル痘が報告された国に住んでいる、または国から旅行している乗客には特別な注意が払われます。

スワンナプーム空港に到着したら、QRコードをスキャンして「健康注意カード」を取得し、記入する必要があります。サル痘の症状がある場合は、最寄りの病院の医師の診察を受けます。

DDCによる提案されたサル痘に対する予防策

サル痘の発生が報告されている国から帰国した人は21日間の関連症状を監視する必要があります。 
野生動物は、適切なスクリーニングなしに国外から持ち込んではなりません。
ウイルスに感染した動物の血液、体液、水疱との直接接触は避けてください。
未調理の肉を食べることは避けてください。
動物やウイルスに感染した人に接触した後は、石鹸やアルコールジェルで頻繁に手を洗ってください。

サル痘の最初のテストキットは、2週間後に利用可能になる予定です。 またプラユット首相は、タイへの野生動物の密輸に対して警告を発しています。

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