日本国内に住民票がない海外在留邦人のワクチン接種
2021年8月1日から、日本国内に住民票がない海外在留邦人の新型コロナウイルスのワクチン接種が成田空港と羽田空港でスタートしました。ファイザーのワクチンのみでしたが、8月25日からアストラゼネカのワクチンの接種が開始され、対象が拡大されます。
海外(タイ)でアストラゼネカを1回接種済みの方
海外(タイ)でアストラゼネカのワクチンを1回接種済みで、何らかの事情や懸念により2回目の接種を日本への一時帰国時に希望される方は、アストラゼネカ製が接種可能になります。
●対象者:接種時点で満18歳以上
●必要書類: 既にアストラゼネカ製のワクチンの1回目接種を終えており、必要な接種間隔を満たしていることを示す書類が必要。
注)アストラゼネカ製のワクチンは1回目の接種から4週間~12週間後に2回目を接種することになっています。最大限の効果を得るためには、8週以上の間隔をおいて接種することが望ましいとされています。
海外(タイ)でワクチン未接種でアストラゼネカ接種を希望される方
アレルギー等の事情により、mRNAワクチン(ファイザー製ワクチン)を接種できず、何らかの事情や懸念により海外での居住地(タイ)でアストラゼネカ製ワクチンの接種を行っていない方。
●対象者:接種時点で満18歳以上
注)この場合は、一時帰国接種において、アストラゼネカ製ワクチンを2回接種します。1回だけの接種は認められません。
海外(タイ)でファイザーを1回接種済みの方
何らかの事情により、居住地での2回目の接種に懸念等を有する場合には、この一時帰国接種により、ファイザー製ワクチンを2回目の接種として受けることができるようになります。
●対象者:接種時点で満12歳以上
●必要書類:既にファイザー製のワクチンの1回目接種を終えており、必要な接種間隔を満たしていることを示す書類が必要。
(注)ファイザー製のワクチンは、通常、1回目の接種から3週間の間隔で2回目を接種することになっています。
海外(タイ)でシノバック、シノファームを1回接種された方
1回目の接種で日本では薬事承認されていないワクチン(シノバック、シノファーム等)を接種した方が、日本への一時帰国時において、2回目の接種で異なるメーカー(ファイザーまたはアストラゼネカ)のワクチンを希望する場合には、ご自身の判断により医師と相談の上接種が認められます。
ただし、予診の結果、異なるメーカーのワクチン接種が認められないケースもありえます。
注)この場合、原則、ファイザーの接種となりますが、mRNAワクチンのアレルギー等がある方は、アストラゼネカの接種も可能です。
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