6月5日(金)夜から6日(土)明け方の月
友人がFacebookにストロベリームーンの月をアップしていて、今日の満月がストロベリームーンと知りました。日本と2時間の時差があるため、バンコクで深夜0時までにまだ時間があります。ただし今は空は曇っています。
ストロベリームーンとは
Strawberry Moon ストロベリームーンは、6月の満月を指す呼称で正式な天文学の用語ではありません。アメリカ合衆国で五大湖の西側に暮らす先住民族は、野生の木の実や種子を採集する暮らしを送ってきました。その時に採集できるものを月の呼び名にしました。
6月の収穫時期は野イチゴが採れるため、6月の満月をストロベリームーンと呼ぶようになりました。欧州ではローズムーン、ミードムーンなどと呼ばれています。日本では2010年代後半からメディアで盛んに取り上げられるようになり、広まりました。
約20年ごとに、ストロベリームーンは、6月20、21、または22日のいずれかの夏至に近い頃になります。
ストロベリームーンの月の色
イチゴのような赤やピンクに月が染まるわけではなく、赤みや黄色みがかって見えるという程度です。月が赤く見えるのは、夕日が赤く見えるのと同じ原理で、月が地平線近くにあるときに赤く見えるます。夏至の頃は月が空の低い位置を通るため、赤い月が観測しやすくなります。
半影月食
2020年のストロベリームーンは明け方には「半影月食」が起こります。半影月食とは地球の影のうち半影と呼ばれる薄い部分に月が隠されることを指します。半影月食では、眼視で月の明るさの変化をとらえるのは難しいようです。
また今回の半影月食の最大の頃に月の入りと日の出を迎えてしまうため、月の明るさの変化は判別しにくい状況となります。日本でこの状態ならば、タイでは眼視で月の明るさの変化をとらえるのは難しいですね。
solarsystem.nasaのWEBが1番詳しく今回の半影月食を説明しています。ただしアメリカ合衆国ではほとんど見ることはできません。
満月の名前
満月 Full Moonの名前は世界でいくつもあります。ストロベリームーンの呼称がアメリカ合衆国での呼び名のため、アメリカでの呼び名を紹介します。
- 1月:Wolf Moon(ウルフムーン)
- 2月:Snow Moon(スノームーン)
- 3月:Worm Moon(ワームムーン)
- 4月:Pink Moon(ピンクムーン)
- 5月:Flower Moon(フラワームーン)
- 6月:Strawberry Moon(ストロベリームーン)
- 7月:Buck Moon(バックムーン)
- 8月:Sturgeon Moon(スタジェンムーン)
- 9月:Harvest Moon(ハーベストムーン)
- 10月:Hunter’s Moon(ハンターズムーン)
- 11月:Beaver Moon(ビーバームーン)
- 12月:Cold Moon(コールドムーン)
タイでは満月の夜に仏教の行事が行われます。世界中満月は神秘的なものとして崇められているのでしょう。
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