スポンサーリンク

タイ 特別観光ビザ(STV)がすべての国で申請可能に

ビザのイメージ 生活情報

今までは新型コロナウィルスの低度感染危険国のみ

特別観光ビザを申請できる国は、これまではタイ保健省が定める新型コロナウィルス感染拡大国リストの「低度感染危険国」から入国者のみでした。日本は2020年11月1日の段階から「中度感染危険国」のため、特別観光ビザの申請は不可で、既に所持していてもタイ入国はできませんでした。

2020年12月8日、内閣は新たに改正された特別観光ビザ(STV)長期滞在プログラムで、各国のCovid-19の状況に関係なく、世界中から観光客がタイを訪れることができるように承認しました。また、STVを保有するヨットでの訪問者の滞在期間をさらに30日間、または合計60日間延長することも決議されました。

14日間の検疫隔離は必須

旅行者は依然としてタイのASQホテルで14日間の強制検疫を遵守する必要はあります。旅行者はASQホテルでの強制検疫隔離15泊16日の間は、基本部屋から出ることはできません。

5日目にPCR検査が行われ、陰性の場合、ホテルによって30分バルコニーに出ることができます。部屋のクリーニングも陰性の結果が出てからしか依頼できません。また1回目の検査から1週間後に2回目のPCR検査が行われ、陰性の場合、晴れて16日目にASQホテルから出ることが出きます。

入国するにあたり、72時間前のPCR陰性証明書も必須ですから、空路でタイに入国する人の陽性率は少ないですし、搭乗航空機の座席番号も入国時に記入しています。仮に感染者が確認されても、座席の近くの人に連絡ができます。

COE申請は必要

STVのビザで入国は可能になりましたが、COE申請(タイ大使館に入国許可証)の書類は必要です。

今後の入国条件

STVは今までは「低度感染危険国」の人々しか利用できなかったため、このプログラムを利用する観光客の数は少なく、29ヶ国から825人です。STVがスタートした直後は中国から何千人もの観光客がくると、アピールしていましたが、期待通りにはいかなかったようです。

コロナウイルス感染拡大のため打撃をうけている観光産業を支援するような政策が今後も発表されそうですが、隔離期間が14日間から10日になるのもまだ先のようです。イングランドで始まった新型コロナウイルス・ワクチンの接種が増えれば、ワクチン証明書で入国できるようになるのでしょうか?

コメント