2020年1月1日からタイのコンビニ・スーパーなどでカスタマーへのレジ袋の提供が中止されます。
タイのワラーウット天然資源・環境相が海洋汚染の原因となっているプラスチックごみ削減に向け、使い捨てポリ袋の提供を中止することを明らかにし、タイ全土の大手コンビニエンスストア・スーパー・百貨店などが政府のプログラムに署名しました。また国民に布袋など代替品の使用を呼びかけました。
プログラムに参加している企業は43社です。
コンビニではタイ国内で1万店を超えるセブンイレブン、ファミリーマートなど。スーパーはテスコロータス、ビッグC、トップスマーケット、フードランド 、ヴィラマーケットなど。
ショッピングモールではセントラル、ザ・モール、エンポリアム、エムクオーティエ 、サイアムパラゴン 、アイコンサイアム 。百貨店のサイアム高島屋、伊勢丹 、専門店のロフト、ホームプロ、マクロなどタイの小売業の大手が参加しています。
2018年12月4日は「タイの環境Day」とキャンペーンを張りました。
セントラル傘下のスーパー(トップスマーケット)は月に1度はレジ袋の提供なしのキャンペーンも行ってきました。
テスコロータスのレジ袋の提供なしの取り組み
テスコロータスでは8月ぐらいからGreen Lane(レジ袋の提供無し)のレジを設置しました。最初はレジ係の人が「レジ袋の提供無しでもいいですか?」と確認していて、並んでいる人も少なかったのですが、徐々に浸透していき最近は買物用袋持参の人も増え、1・2点の買い物でカバンに入る人はGreen Laneに並ぶようになりました。
来年度からの「レジ袋の提供無し」に慣れるためにも今から準備をしておくのは有効的です。日本はコンビニ・スーパーなどのレジ袋の有料化を来年4月1日からの実施を目指していますが、開始時期の修正案などが出ていて遅れそうです。
タイの屋台ではカットフルーツ・お惣菜(チキンの唐揚げ・カレー・麺類のスープなど)すべての物がテイクアウトでき、ビニール袋に入れて輪ゴムで止めます。手提げの小さなビニール袋にいれて持ち帰ります。
タイ政府も臨機応変で、さすがに屋台にレジ袋無しは強要しません。屋台の中でもプラスチックのトレイから紙に変えている所もあり、環境問題に取り組んでいます。
世界的にプラスチックごみ削減が進んでいます。来年「レジ袋の提供を中止」が施行されたらまた記事を投稿します。
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