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バンコク ジムトンプソンの家に行く

バンコクのジムトンプソンの家 旅行

ジムトンプソンはタイシルクの有名ブランドで、タイのみならず日本を含め世界中でブランド展開をしています。ジムトンプソンの家は生前暮らした家を博物館として一般公開されていて、バンコクの人気スポットのひとつです。

ジムトンプソンの歴史

ジムトンプソンは1908年アメリカ生まれ、建築家でした。34歳の時アメリカ陸軍に志願し、第2次世界大戦終戦間際に情報将校としてタイに派遣されます。退役までバンコクで勤務しタイに永住します。

家内産業であったシルクの手織りに興味を持ちデザイナー・染色家としての才能を発揮し、プリント模様のシルクを生み出し、タイシルクの名を世界に広めました。

当初オリエンタルホテルを住居にしていました。1959年に完成したこの家に8年間住み、1967年3月26日に休暇中のマレーシアのキャメロンで謎の失踪。大規模な捜索活動にも拘らず、いまだに手掛かりはつかめていません。

ジムトンプソンの家の行き方

バンコクのジムトンプソンの家

●BTS シーロム線National Stadium(ナショナルスタジアム)駅下車。1番出口の降りて西に歩くと看板が見えます。ソイを右折して真っ直ぐ3分ほど歩くとジムトンプソンの家があります。

●センセーブ運河のSapan Hua Chang Pier(サパンファチャン)船着き場を降りて運河沿いを西へ歩きます。

私はRama9から73番のバスに乗り、ナショナルスタジアム駅近くのバス停で下車、徒歩で行きました。

Jim Thompson(ジムトンプソン)の家

バンコクのジムトンプソンの家

中に入ると入場料200Bを購入します。その際どこから来たか尋ねられます。ジムトンプソンの家では、ガイドの案内のもと、国(言語)ごとのグループで家の中を見学します。私は到着後、ラッキーにも5分後に日本人グループ3人でスタートでした。

チーク材の家

バンコクのジムトンプソンの家

タイの古い建築様式を多く取り入れ、チーク材でできた家を6軒集めて造られたものです。100年から200年以上経ていて、古都アユタヤから川を下って運ばれました。画像では分かりづらいのですが、扉、窓枠が台形の形をしています。アユタヤの建築様式で、建物を強固にするためです。

ジムトンプソンは建築家でもあったため、階段、扉のデザインなどもセンスの良さが感じられます。

バンコクのジムトンプソンの家

アユタヤから運ばれた仏像です。庭園、家の中にも数多くのミャンマー、クメールの仏像のコレクションが飾られています。

バンコクのジムトンプソンの家

家の中

家の中に入る前に靴を脱ぎます。なおかつ滑り止めのついた靴下を渡され、私は靴下2重履きです。床などの保全を考慮すると靴下着用は賢明な措置です。家の中の撮影は禁止です。

市松模様の大理石の床の部屋があります。白はイタリアから黒はベルギーから運ばれた大理石です。リビングにはベルギーから運ばれたゴージャスなアンティークのシャンデリアがあります。

バンコクのジムトンプソンの家

上記画像は撮影の許可された、当時、使用人の別棟の部屋です。額装はすべてシルクです。ジムトンプソンの家の中には仏陀の物語が描かれた大判のサイズのものが飾られています。コットンの布地に描かれています。

古美術品のコレクションは一見の価値があります。

家の中の家具・食器

ダイニングテーブル、家具類はほとんど中国から運ばれたものです。当時、金箔で仕上げされた、綿密な細工のテーブルが置かれています。ベッドのカバーリングはシルクです。食器類もほとんど中国からのもので、今までに見たことのないデザイン紋様が多くありました。

ガイドさんが日本語で説明してくれるため、歴史、背景などもわかり有意義な時を過ごせます。

庭園

バンコクのジムトンプソンの家

チーク材の家同様に手入れが行き届いた庭園を歩くと、ここがバンコクの街中とは思えないです。

ショップ・カフェ

敷地内にジムトンプソンのショップが併設されています。庭園の池のほとりにカフェ、レストランもあります。

私は30年前ジムトンプソンの本店でクッションカバー、テーブルナプキン、小物入れなどを購入しました。今ほど支店のショップがない時代です。欧州コロニアル風の建物が素敵でした。

帰りは送迎のトゥクトゥクに看板のあるソイ入口まで乗りました。

Jim Thompson(ジムトンプソン)公式

Jim Thompson(ジムトンプソン)の家のMap

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