タイ ドリアン・マンゴーのフルーツの輸出

ドリアンはラオス経由で中国へ

今が旬のドリアンはラオス経由で中国に鉄道貨物で輸出されています。ラオスのビエンチャンから中国国境のボーテンを結ぶ417kmの路線が2021年10月16日に開通しました。

ラヨーン、チャンタブリー、トラートで収穫された合計425トンのドリアンが、ラヨーン県の工業団地の列車に積み込まれ、ノンカイを経由して、ラオスの首都ビエンチャンにあるラオスのタナーレーン駅に向かいました。ビエンチャンから、中国行きの別の列車に乗り換えられます。

タイ国有鉄道（SRT）によると、7,500万バーツ相当のドリアンがラオス経由で中国に向けて25両の列車で運ばれています。

鉄道輸送の利点

運輸省とSRTは一貫して、国のロジスティクスをより競争力のあるものにするため、鉄道輸送の開発を優先してきました。列車はまた、トラックよりもはるかに多くの商品を運び 農産物の輸出を検討している農家に費用効果の高い代替輸送手段を提供します。果物は、新鮮さを保って目的地までずっとエアコン付きのカーゴに保管されています。

ドリアンは船での配達よりも早く中国に到着し、鉄道の使用により果物の供給過剰の問題が緩和されました。さらに、鉄道輸送では商品との人的接触が少なくてすむため、Covid-19などの病気による汚染の可能性が低くなります。

マンゴー

マンゴーも今シーズンに入っており、2020年にコロナパンデミックが始まって以来、農家は利益を上げるのに苦労しています。タイは世界最大のマンゴー輸出国で、世界の生産量の16％を占めています。2位はメキシコ（12.4％）と3位はオランダ（11.4％）です。 アセアン諸国の中で、タイは国際市場の61.5％を支配しており、ベトナムは19.5％、インドネシアは19.5％です。

Mango Stickyrice

米国カリフォルニアで開催された世界的に有名なコーチェラバレー音楽芸術祭でタイの数十人のパフォーマーがMango Stickyrice（マンゴーともち米）を紹介。

24時間以内に、Twitterは約140万件のツイートとトレンドのハッシュタグを記録し、フードデリバリーアプリのLineManはデザートの売り上げが3.5倍に増加しました。配達アプリは、注文した上位3県はチェンマイ、ノンタブリー、バンコクでした。

マンゴーもち米のトレンドは2ヶ月間続くと予想されてて、プラットフォーム上の多くのレストランがメニューに追加しています。温かいもち米を添えたタイのマンゴーの甘い味は世界的に大ヒットしており、最新のCNNトラベルの「世界で最も完璧な50のデザート」リストに含まれています。

マンゴー農家

コロナパンデミック前は、ナムドクマイの品種をキログラムあたり50バーツから海外に輸出し、国内で25バーツで販売することができました。パンデミック以来、輸送ロジスティクスと高価な肥料に問題があり、輸出価格はわずか30バーツに急落、国内価格は12.5〜15バーツです。これは非常に短い時間で約50％の損失です。

タイマンゴー生産者協会のサヤンバニン会長は、タイのパフォーマーによって引き起こされた新しいトレンドを歓迎しています。タイのマンゴーは全国で商業的に栽培されており、年間を通じて実を結ぶと述べました。

マンゴー市場の見通し

タイが生鮮と冷凍の両方の形で輸出する主な果物は、ドリアン（61％）、リュウガン（20％）、マンゴスチン（13％）、マンゴー（2.1％）です。

マンゴーは果物の輸出全体に占める割合はわずかですが、2021年の果物の総輸出額は48億バーツで、前年に比べて37.8％増加。 主な輸出先は中国で、タイの果物全体の83.4％を占めています。今年の果物の出荷量は15％増加し、2022年の収穫期の果物生産全体は13％増加して543万トンになると見込んでいます。果物の約30％は国内消費用、残りは輸出用に予定されています。

文化省がマンゴーもち米をタイのユネスコの文化遺産に認識させることに取り組んでいると発表しました。