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マレーシア・ベトナムで新型コロナウイルス感染急拡大

covit-19イメージ 環境

新型コロナ変異株

タイも英国型変異株が現在の新型コロナ感染の90%以上を占めていると発表されていますが、同様にマレーシア・ベトナムも変異株で感染が急拡大中です。

マレーシア

4月上旬から感染者が急増し、5月29日発表の1日当たりの新規感染者数は9,020人で過去最多です。集計によると、人口100万人あたりの新規感染者(5月28日までの1週間の平均)は223人で、医療崩壊が指摘されるインドの149人を上回っています。

6月1日から2週間、社会・経済活動を大幅に制限するロックダウンを発令しました。

政府は変異株の急増に危機感を示し、病院の収容能力も限界に近づいていると述べています。

ワクチン接種

マレーシアは、5日連続、記録的な新型コロナウイルス感染者が確認された後、メガワクチンセンターを設置し、民間の医師がワクチン接種の取り組みに参加することを計画しています。

科学大臣はオンライン記者会見で、クアラルンプール周辺にさらに5ヶ所の巨大な予防接種センターを設置し、北のペナン州と南のジョホール州に2ヶ所を検討していると語りました。

今後は民間の予防接種センターは1日に合計40,000回の接種を行うことができ、1日あたりの予防接種を15万回に増やすことを目指しています。今週は1日107,000回に達しました。

タイとの国境

タイの南部(ソンクラー県、サトゥーン県、ナラティワート県、ヤラー県)はマレーシアと国境を接しています。政府は、隣国で新たにロックダウンされると、マレーシアで働く多くのタイ人が不法に国境を越えて戻ってくる可能性があると懸念して、すべての国境に沿ってセキュリティを強化しています。

最近、ソンクラー県のサダオ地区だけでも、7ヶ所の違法な通路を発見しました。政府は検問所を通過して戻ってくることを望んでいます。

ベトナム

ベトナムは新型コロナウイルス感染拡大防止の「優等生」と評価され、大規模な検疫と厳格な接触追跡により、感染率を低く抑えていました。英国とインドの組み合わせの変異株が急速に広がっています。

4月以降に47人の死亡を含む6,700人以上の症例が報告されています。ハノイやホーチミン市などの大都市の工業地帯や全土の半分以上で新規感染拡大に対処するのに苦労しています。

多くの地域で、カフェ、レストラン、ヘアサロン、マッサージ・パーラー、観光スポットや宗教施設が閉鎖を命じられています。

ワクチンを接種

9,700万人の内、100万人強の市民がワクチン接種をしました。現在、ワクチン接種展開を強化しており、年末までに集団免疫を達成することを望んでいます。

ベトナムには、200万回分のアストラゼネカのワクチンがあり、ファイザーのワクチンを3,000万回分購入していると述べています。また国営メディアによると、スプートニクVを生産するためにロシアと交渉中であり、国産ワクチンの開発にも取り組んでいます。

タイを含む東南アジアの国々も現在新型コロナウイルス感染急拡大していますが、ワクチン接種も進みつつあります。

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