毎年1月の第2土曜日が子供の日
タイの子供の日は毎年1月の第2土曜日です。日本の5月5日のように決まっていません。タイ各地では子供たちのために様々なイベントが行われますが、祝日ではありません。
子供の日の歴史
タイの子供の日は国際児童福祉連盟の提唱により1959年に始まりました。タイ国民に子供の重要性を再認識してもらい、そのことを子供自身にも自覚してもらうことが趣旨です。
1963年までは、毎年10月の第1月曜日が子供の日でしたが、10月は雨季でイベントなどに影響が出ることと、役所関係が休日の方が都合が良いことから、現在の毎年1月の第2土曜日に変更になりました。
イベント
コロナ渦の期間はイベントは中止となりましたが、昨年からイベントが開催されています。イベントは、各学校をはじめ、教育省でも行われ、子どもたちによるコンテストなども開催されます。またショッピングモールでは仮設会場が設置され、様々なイベントが行われお菓子なども配られます。
BTS(スカイトレイン)は、スクンビット線、シーロム線、ゴールドラインで子供(身長140cm以下、14歳以下)の乗車が無料でした。
軍事イベント
子供の日はタイの陸軍・空軍・海軍などの施設が一般公開されます。陸軍では戦車に乗る。空軍では戦闘機の飛行演習の見学。海軍では輸送船に乗船できるなどです。子供の日に軍事施設を公開する意味は「国家を維持することの重要性を子供たちに認識させる」ことのようです。
チャンタブリ県ムアンノンタブリ区での子供の日イベントで、子供たちへのプレゼントを積んだタイ海軍ヘリコプターが会場のテントに接近しすぎて、テントが吹き飛ばされ、子供5人を含む8人が負傷したニュースがありました。地区事務所とタイ海軍は、この事故について謝罪し、タイ海軍の職員は被害者をお見舞い、補償金を手渡しました。
タイの子供たちの将来の夢
子供の日を祝う文化省の調査によると、子供たちの間で最も人気のある夢の仕事が教師であり、医師と看護師は2番目にランクされています。 YouTuberもリストに含まれていました。
- 教師:14.8%
- 医者や看護師:12.2%
- ビジネスマン:11.5%
- 軍隊や警察:11.2%
- YouTuber:9.5%
今年の子供の日の最も人気のある活動はゲームでした。
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