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タイ LCCノックエアが会社更生手続きを申請

旅行

ノックスクートはすでに会社清算手続き

コロナウイルス感染拡大で世界中に移動制限がかかり、航空会社はどこも厳しい状態が続いています。タイの場合、6月末まで海外からの航空機の乗り入れが禁止されていたため、先に国内線は制限解除されましたが稼働率はかなりの減少です。

LCCノックエア

タイのノックエアー

2020年7月30日タイのLCC(格安航空会社)であるNok Air(ノックエア)は、タイの中央破産裁判所に破産法に基づく会社更生手続きを申請しました。

1回目の審問は10月27日に行われる予定です。ノックエアは、「事業を終了や清算することはなく、事業を継続し、黒字化を目指します」としており、運航は継続します。航空機の保有数や路線の調整を実施するほか、組織の再編やコストの最適化を行うとしています。

会社更生手続きを申請のため、現在も事業は継続されています。ノックのHPで予約も通常通りできます。タイを拠点とする航空会社の経営破綻は、3社目です。

LCC Nok Scoot(ノックスクート)

タイのノックエアー

Nok Scootはタイのノックエアとシンガポールのスクートが合弁で設立した中長距離のLCC航空会社で、2020年6月26日の取締役会で事業終了と会社清算が決議されました。

ノックスクートは2014年に設立され、バンコクのドンムアン空港を拠点に、日本3都市(成田、関空、新千歳)、中国7都市、ニューデリー、シンガポール、台北とアジアの中長距離路線を運航していました。

新型コロナウイルスの影響で事業継続が困難と判断され、425名の社員にはタイの労働法に準拠した解雇手当が支払われました。

タイ国際航空

2020年5月19日、タイ政府は経営危機に陥ったタイ国際航空の法的整理を閣議決定。裁判所を通じた再建計画も承認しました。タイ国際航空は、フライトの運航と事業を継続しながら、経営再建を進めます。

タイ国際航空は国のフラッグエアーで、タイ国籍を有しない者のタイ入国への特別便(2020年8月13日)を運行します。

タイのLCC

私はノックスクート、ノックエアー、タイ国際航空の3航空会社とも乗ったことがあります。タイ国際航空はフラッグエアーだけのサービスが受けられました。ノックスクートは2年ほど前、関空が台風の被害で封鎖された時、バンコクへのフライトを予約していました。対応は悪く、電話は全く繋がらなくて、ANA、JALなどとは違い空港以外に窓口がありませんから、LCCは料金が安いだけのことはあると思いました。何もなければ料金は魅力的です。

タイは観光立国で、ドンムアン空港はLCCの発着、乗降客数が昨年度世界で最も多い空港でした。LCCの航空会社も数社あり、新型コロナウイルスの感染拡大後の影響は経営を逼迫させます。タイのLCCは他にエアーアジア、ライオンエアーがコロナウイルスの感染拡大前は日本へのフライトがありました。

今後も世界的に航空会社の経営状況は厳しい状態がつづきます

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