ドークラックとプットのお花で製作


バンダイゲーオ(บันไดแก้ว)はドークラックとプットのお花を使用します。以前作ったナーチャーンやクリンタケンと同様に寺院などに飾られています。先ず、ドークラックをガクとお花の部分に分けます。お花は上部のベースの部分に使用し、ガクはウバの部分に使用します。
ドークラックのベース部分

針にドークラックの花を2個ワンセット(お花を対称に)で、5セット計10個の花を通します。このドークラックのベースは3本作ります。
プットのお花


香りのないプットは1年中花細工に使用されます。

ドークラックのお花で作ったベースにプットを取り付けていきます。左端に糸を結びプットの頭の部分から縫い針を通します。プットは小さな花ですが、茎が空洞のため綺麗に糸を通す事ができます。2個ワンセットのドークラックにVの字になるように固定していきます。ドークラックセットの間に糸を通して固定。このプットのVの字は2段で完成です。
ウバ

飾りのウバは千日紅にドークラックのガク、ドークラックのお花、プットの順番で針に糸を通して作ります。
バンダイゲーオの仕上げ


ドークラックとプットのお花で作った3本のベースを均等に並べます。プットの茎を切り、お花の部分を糸でつないだものを使用して、仕上げていきます。この時プットは水分が出ないようにタルカムパウダーなどをまぶしておきます。お花の水分が出ると固定するのが難しいためです。この作業は技術的に難しく、時間を要するため、先生に仕上げをしてもらいました。
上下を繋ぐプットの長さは、ベースの横の長さと同じにします。先ず右側から固定していきます。次に左側を固定していきますが、ここからは吊るした状態でバランスを見ながら調整します。左右の位置が固定出来たら、真ん中にクロスして留めます。最後にプットのVの先にウバを取り付け両サイドに千日紅を固定して完成です。

コメント
ブログを拝見し大変、大変、参考になりました。
知人にタイの仏像や僧侶の像を頂きました。
以前から、お供えにマーライや花飾りをおつくりしてお備えたいと思って
おりました。
亡夫がラオスにご縁があって学校を私費で建築し、留学生を日本でお預かり
していた関係で、今も年に数回、タイヤラオスに行くことがあります。
是非、マーライや花飾りの作り方を習いたいのですが、先生やお教室等々、
またタイの情報を教えていただけないでしょうか。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
バンコクに渡航した際に習いたいと思っております。
お手数おかけいたしますが、何卒どうぞよろしくお願い致します。
いつもブログを拝読していただきありがとうございます。
タイの花細工に興味を持っていただき、タイに来られた時は
花細工を作ってください。