日本・シンガポールからの旅行者にスクリーニングを実施
17日(月)タイ保健省がスクリーニングを新型コロナウイルスが増加している日本とシンガポールからの旅行者にも実施すると発表。検査で発熱が確認された場合、隔離して診断が行われ、14日間の経過観察が行われます。
中国本土、香港、台湾からの到着については、集中的なスクリーニングがすでに実施されています。全面入国禁止の措置はどの国に対しても取られていません。
日本の場合、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者が多いためですが、現在は中国に次いで2番目に多い国です。
タイの状況(2/17)
タイは2月17日現在35名です。17日に1人増えましたが、武漢からの人で家族に感染者がいたということです。2日前に患者を診察していた医師の感染が確認されましたが、ニュースを見る限り、感染元がわかっている状況です。
感染の急増に備えて、新型コロナウイルスに対する対策をレベル3に引き上げました。レベル3は、医療従事者がウイルスのスクリーニングを受けなければならないことを意味します。
また5分で結果を出すコロナウイルス・テストキットの開発を進めています。
カンボジアに下船したウエステルダム号への対応状況
新型コロナウイルスの感染者が乗船している疑いがあるという事で、日本、タイ、グアム、フィリピンなどが下船を拒否し、カンボジアに入船しました。感染者はいないと発表されましたが、3日後にマレーシアで感染が確認されました。
タイはカンボジアの隣国でハブ空港がバンコクです。空港にウエステルダム号からの乗客を防護服に身を包んでスクリーニングする映像はテレビで見ました。マレーシアで感染が確認されたのを受けて、公衆衛生大臣がクルーズ船乗客・乗組員の通過の全面禁止を発表しました。
クルーズ船乗客にはリスクがあり、旅客機で移動すれば他の乗客にもリスクが生じるためです。公衆衛生大臣はタイのすべての航空会社に、ウエステルダム号にいた人には搭乗券を発行しないように命じ、航空会社がこの新しい規制に違反した場合、被った損害に対して責任を負わなければなりません。
クルーズ船に関しては、国際法などが未整備で難しいことが多々あるようです。まだまだ感染状況は収束しそうにないので、手洗い・マスクの着用で身を守るしかないようです。
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