ドークラック(ดอกรัก)は愛の花


ドークラック(ดอกรัก)はタイで愛の花と呼ばれており、花細工でマーライ、ナーチャーン、クリンタケンなど多岐にわたって使用するお花です。WIKIによると白と紫のドークラックがあると記載されていますが、今まで紫のドークラックは見たことがありませんでした。パーククローン花市場でも白のドークラックのみ販売されています。
ドークラックは野生の花のため、郊外に行ったとき咲いていないかチェックしますが中々見ることができません。今回は先生が紫のドークラックを仕入れてくれました。
マーライの作り方

白のドークラックと同じようにお花を、バラバラにし、お花の軸の所も使用するため、分けておきます。今回は千日紅をストッパーとして使用します。バラバラにした耳の形の花びらの真ん中の膨らんだ部分に針を刺します。1周何枚とかはなく、花びらの方向と刺す位置を同じにして、少し重ねながら刺します。
ある程度の長さになったら針に糸を通して花の房を抜きます。マーライの円が作れるまで作業を続けます。白のドークラックは香りがほとんどありませんが、紫はほんのり香りがあります。
ウバの部分

マーライのウバの部分を白のオーキッドで作ります。先ずウバの軸になる茎に糸を巻き付けます、1段目は花を3枚使用。お花を着物の衿のように重ねて1枚ずつ糸で留めます。3枚使用すると軸の茎が隠れます。次に2段目は、5枚の花を使用します。1段目の真ん中ぐらいの長さに揃えて、同じように5枚留めて完成です。
糸を巻くときに力を入れすぎると、花びらが切れ、緩すぎると完成した後に、軸の茎から抜けてしまいます。この作業は難しいのですが、何度もこなしてなれるしかなさそうです。
仕上げ

ウバを取り付けて紫色のドークラックのマーライが完成です。
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