中東の空域閉鎖はヨーロッパに悪影響

タイ観光スポーツ省は、中東の空域閉鎖が8週間続くと想定した場合、最悪のシナリオではタイの観光収入が400億バーツ以上失われる可能性があるとしています。空域閉鎖により多くの航空便が運航不能となり、中東や欧州からの旅行者が大きな影響を受けてます。
エミレーツ航空やエティハド航空などの湾岸航空会社は限定的な運航のみを再開しました
空域閉鎖の影響
タイ観光スポーツ省は中東の空域が3週間、4週間、8週間閉鎖された場合の3つのシナリオを用いて観光への影響を懸念しています。
8週間以上の空域閉鎖
空域が8週間以上閉鎖されたままであれば、外国人旅行者数は59万5,874人減少し、409億バーツの損失が生じる可能性があります。この期間中、航空会社は夏季ダイヤを採用しており、原油価格の高騰と為替変動の影響で航空運賃が値上げされる可能性があります。
すべての市場の観光客に影響を与えますが、短距離路線への変更は最小です。さらに、欧州ではインフレ率が上昇すると予想されており、旅行に対する購買力が阻害される恐れがあります。
この減少は主に、ヨーロッパからの観光客が429,809人減ることによるもので、中東からの旅行者は146,419人、その他の地域からの旅行者は19,646人です。
4週間以上の空域閉鎖
4週間の空域閉鎖という基本シナリオでは、タイへの旅行者数は334,084人減少する可能性があります。その内訳は、ヨーロッパからの観光客265,645人、中東からの観光客68,439人となり、観光客による総価値は215億バーツとなります。
このシナリオでは、航空会社はフライトスケジュールを調整しますが、石油価格は大幅に上昇しないだろう予想されています。長距離飛行は通常より時間がかかることから航空運賃が上昇し、高額消費の旅行者だけが飛行機を利用することになると指摘しました。
3週間以内に終息
紛争が3週間以内に終息した場合、影響は21万973人の観光客減少にとどまり、そのうち欧州からの観光客は18万8129人、中東からの観光客は2万2844人となる見込みです。収入への影響は131億バーツと予測されています。
今後の計画
タイはマレーシア、インド、韓国などの短距離市場にさらに重点を置く計画です。タイ観光スポーツ省は、この紛争は、アジアや東南アジアからヨーロッパへの航空便を結ぶ航空拠点としてタイを推進する機会を提供すると述べました。
旅行者の利便性向上のため、主要空港の観光案内センター職員を支援するボランティアを募集を開始しました。
日本に一時帰国するのは問題なさそうですが、今後原油高で航空運賃の値上げも懸念されます。


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