詳細設計は2026年内に完了予定
バンコク都庁(BMA)は、チャオプラヤー川を渡れる歩行者専用橋の整備計画を進めています。対象区間は、Phra Pok Klao Bridge(プラポッククラオ橋)とTaksin Bridge(タークシン橋)の間です。ソンワート通り近くの船着場から対岸のワット・トーンタマチャート近くの船着場を結ぶ想定です。
現在、プロジェクトは詳細設計(Detailed Design)および環境影響評価(EIA)の段階にあり、これらの工程を2026年内に完了させる予定とされています。設計とEIAの結果を踏まえ、次の段階として建設の可否や具体的な工程が検討される見通しです。
交通網の不足

近年のバンコクの都市拡大は、人口と建設の急速な増加を招き、特にチャオプラヤー川両岸の経済的・社会的に重要な地域を中心に、市内全域に広がっています。
交通網の不足により、人々はチャオプラヤー川の両岸間の移動に困難を抱えています。ほとんどの橋は車用の橋か、運行時間が限られたフェリーで、東岸と西岸の間の移動は不便で、遅延が生じています。そのため、人々はスムーズかつ安全に移動することができません。
本計画では、歩行者が安全かつ円滑に移動できる動線を確保するとともに、鉄道・道路・船舶といった複数の公共交通機関との接続性向上を目的としています。都市拡大により、川の東西を結ぶ移動需要が高まる中、短距離移動の利便性向上と安全確保が期待されています。
建設途上の課題
チャオプラヤー川流域はインフラと経済活動が密集しています。交通量の多い幹線道路や川沿いの既存の商業ビルなど、いくつかの要因によって土地利用が制約されており、橋梁建設のためのアクセスや土地収用が困難です。
川の中に橋脚や基礎を設置すると、旅客船、貨物船、観光船の航路が妨げられる可能性があります。そのため、橋脚を水上に設置しない構造設計を検討する必要があるため、エンジニアリングの選択肢に影響を及ぼします。
バンコク都は、河川生態系、航行安全、景観、地域コミュニティへの影響を評価し、旧市街の景観と調和した設計を目指すとしています。現時点では、建設開始時期および完成時期は未定ですが、設計と環境評価の完了が今後の判断材料となります。
プラポッククラオ橋とタークシン橋は歩道があるため、対岸に渡ることができ、私も数回利用したことがあります。



コメント