タイサッカー協会(FA Thailand)が発表
2025年10月21日、タイサッカー協会(FA Thailand)は男子タイ代表の石井正忠監督との契約を終了したと発表しました。これは、2027年アジアカップの最終予選をあと2試合残した段階中での、突然の出来事です。
FATによると、石井監督の指導方法とチームマネジメントのアプローチが、協会の長期ビジョンに合致していないことを理由として挙げています。協会は、在任期間中にタイ代表チームのレベル向上に尽力した石井氏の貢献に感謝の意を表し、同氏とコーチングスタッフの今後の成功を祈念しました。
タイ代表最近の試合
2023年12月にタイ代表の指揮を執って以来、石井監督は30試合で16勝を記録し、勝率は53%です。
2024年AFF(東南アジア)選手権

準決勝で52年振りにアウエーでフィリピンに敗戦。ホームで延長戦の末、勝利。決勝戦はベトナムにホーム&アウエー共に敗戦。フィリピン戦をラチャマンガラスタジアムで観戦しましたが、ここで負けたら解任されるかもと思った試合でした。AFF(東南アジア)選手権は2連覇中でした。
2025年キングスカップ
カンチャナブリー開催されたキングスカップですが、タイトル防衛に失敗。TV観戦しましたが、シュートのチャンスはありましたが、決定力不足でした。
アジアカップ2027予選

グループリーグで1位のみがアジアカップ2027の出場権を得ることができます。1戦目はホームでスリランカに1-0で勝利、アウェーでトルクメニスタンに1-3で敗戦。3・4戦は台湾に勝利しましたが、現在2位につけていて、厳しい状況です。3戦目の台湾戦は、空席が結構ありました。
その他、2026年ワールドカップ予選(アジア2次予選)で敗退。最終戦でシンガポールをホーム(ラチャマンガラスタジアム)で迎えながら、中国との得失点差で2次予選敗退。前回のWCは最終予選まで進みました。
代表の今後
タイサッカー協会は「技術委員会が速やかに新監督を選定する」としており、11月13日のシンガポール戦(国際親善試合)および11月18日のスリランカ戦(AFCアジアカップ2027予選)に向けて準備を進める方針です。
石井監督は残念ですが、外国人監督はどこの国でも結果にシビアーです。直近の台湾とのホームゲームも躍動感がなく、パスミスも多かったので、問題があったのかもしれません。



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