タイ現代美術史を巡る200年の旅

Museum Pierは2024年10月にオープンしました。王宮近く、美術および考古学分野では、タイの国内で最高峰のシラパコーン大学の向かいにあります。2025年6月30日まで、最初の展覧会「200Years Journey Through Thai Modern Art History(タイ現代美術史を巡る200年の旅)」が開催中です。コラコムとピリヤ ワチットパン夫妻が個人コレクションとして一般公開した100点以上の作品が展示されています。
Museum PierへはMRT Sanam Chai(サナムチャイ駅)下車。徒歩20分。
入館料:タイ人/100バーツ、外国人/300バーツ。
館内

展示スペースは全部で3フロアーあり、8つのゾーンに分かれており、ゾーンごとに壁面の色が異なります。
1Fイエローゾーン「タイの現代アートの始まりに向けて」

Rama5世の治世後半、ヨーロッパの職人を建築家として雇い、様々な建築作品を設計させました。Rama6世の治世に、宮殿や王宮の装飾にガリレオ・キーニ、カルロ・リゴーリ、ヴィットーリオ・ノーヴィなどのヨーロッパの芸術家を雇いました。
1Fブルーゾーン「シャム王室美術への西洋の影響」

Rama5世の治世中、写真撮影は王宮や上流階級の間で非常に人気のある活動で、Rama5世は王族の肖像画をヨーロッパの芸術家に送って油絵にするよう命じました。ステンドグラス風のつい立はオシャレです。
2Fレッドゾーン「リアリストアート」

Rama4世の治世中に写実的な芸術様式は、タイに現れ始めました。王宮に限定されていた人気がRama5世の治世中にさらに人気が高まり、写実的な芸術が上流階級、中流階級、そして大衆に広まりました。
2Fイエローゾーン「シラパコーン大学の父であり創設者であるシルパ・ビラスリ教授」

シルパ・ビラスリ教授は、タイに芸術人材を育成するための高度な芸術教育の基盤を築くというビジョンから、シルパコーン大学を創設しました。新バンコク記念日の記念硬貨の原型など、シルパ・ビラスリ教授のさまざまな作品が展示されています。

2F水色ゾーンはシルパコーン:大学と国立舞台芸術学部の作品が展示されています。
3F黄緑ゾーン 「モダンアート」

タイの現代美術は、デジタル技術の進歩などの重要な要素によって推進され、さまざまな形態の作品の創作を刺激します。
3Fスカイブルーゾーン「モダンタイアート」

タイのアイデンティティを模索する潮流を物語る作品が展示されています。3階まで螺旋階段を上がって鑑賞しました。1階にはミュージアム・ショップが併設されています。

美術館入口にはビエンナーレにも展示されたSouled Out Studios作品が展示されています。

中庭には屋台が並んでいます。チャオプラヤ川がすぐでTha Chang Pierの船着き場があります。
ギャラリー









Museum PierのMap
HP:Museum Pier
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