王立灌漑局が発表
王立灌漑局は、8月27日、ナコンサワン県のチャオプラヤ川の流量が毎秒1,169立方メートルであると発表しました。 同局はチャオプラヤ川の水を両岸の接続運河に流しています。さらに少し南のアユタヤ県では、パサック川から水が流入したチャオプラヤ川の流量が毎秒1,192立方メートルと測定されました。
バンコクを含むチャオプラヤー川流域11県の水路付近に住む人々は、北部からの大量の流出水による水位上昇の警告を受けています。
同局は、8月30日にはチャオプラヤ川の流量がナコンサワン県で毎秒1,400立方メートル、隣接するチャイナット県下流のチャオプラヤ堰堤で毎秒1,700立方メートルに増加すると予想しました。そのため、ダムから毎秒900~1,400立方メートルの範囲で放水する必要がありました。放水量は火曜日朝には毎秒917立方メートルで、月曜日の毎秒700立方メートルから増加しました。
アーントン県とアユタヤ県の水位は0.50~1.50メートル上昇することになります。水位上昇が地域社会に影響を与えることはないはずだと述べましたが、同局はチャオプラヤー川沿いと流域11県の低地に住む人々に対し、水位を監視し、 洪水に備えるよう勧告しました。
勧告を行けた県
- ウタイターニー
- チャイナット
- シンブリー
- アーントン
- アユタヤ
- スパンブリー
- ロッブリー
- パトゥムターニー
- ノンタ ブリー
- サムットプラーカーン
- バンコク
2011年の大洪水の際、チャオプラヤ川の流量はナコンサワンで毎秒4,686 立方メートル、チャイナットのチャオプラヤダムで毎秒3,721立方メート ルに達しました。灌漑局はまた、チェンライ、ナーン、ナコーンパノム、 パヤオ、 プレ 一、スコータイ、スパンブリーの各県でも洪水が続いていると報告しました。
バンコク都(BMA)の発表
バンコク都(BMA)は、タイ北部地域からバンコクに到達する予定の洪水に備えて準備が整っていると発表しました。バンコク副知事は、バンコク都がバンコクの上流部を調査し、洪水防壁や仮設インフラ(橋など)が準備されていることを確認したと述べました。バンコク都は他の関連機関と緊密に連携し、チャオプラヤー川の水位を監視し、都市内の潜在的な洪水や流出水を管理するための計画を実施しています。
バンコク都は、2011年の洪水危機時と同様に、洪水対策として土嚢の防壁を強化しています。また、住民が所持品を高い場所に移動させ、必要な医薬品を提供する準備も整っています。バンコク都は、チャオプラヤー川近くに住む人々に対して、状況を常に注視し、ウェブサイトやSNSを通じて情報を入手するよう呼びかけています。
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