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地震のマグニチュードと震度の違い

バンコクのアソーク 環境

震度(気象庁震度階級)は日本独自の尺度

3月28日 PM1時半ごろミャンマーでマグニチュード7.7の地震が発生し、バンコクで地震にあいました。マグニチュードは発表されましたが、日本のような震度の発表はありません。バンコク都も大きく揺れたとの発表です。このブログでは震度3ぐらいと記載していますが、情報では震度3が多いので合わせています。

ひょっとして震度は日本独自かな?と思い調べてみると、やはり日本独自の尺度で、台湾のみ日本と同じ震度を使用しています。

マグニチュード

マグニチュードのMは世界共通の数字で地震そのものの大きさを表します。マグニチュードは世界共通です。ただし、使用している地震計や地震観測網が違うために、それぞれ異なるマグニチュードの値が計算され、その結果、地震のマグニチュードが同じ地震なのに少し違っている場合があります。

日本の震度

震度は正式には気象庁震度階級といい,日本独自の尺度で計測震度計によって測定しています。震度はその場所での揺れ方で、震源地やその周辺で、どんな被害が出ているかの見積もりに大切なものです。震度計だけが検知でき人間の体には感じられない震度0から、耐震性の高い建物でさえ破壊される可能性があり、地形が変形する場合もある震度7までで、更に5と6には強弱の2段階が設けられており全部で10段階です。

以前は、震度は体感および周囲の状況から推定していましたが、1996年4月以降は、計測震度計により自動的に観測し速報しています。1995年の阪神大震災の時に、災害の際判定が難しく発表が遅れがちとなった経験から、揺れの加速度や周期、継続時間などから計算によって求められるようになっています。

気象庁が発表する震度は、気象庁、地方公共団体及び、防災科学技術研究所が全国各地に設置した震度観測点で観測した数字です。地震の多い日本には震度計の設置場所が多くあります。

海外の震度

震度の尺度は国によって違います。世界的には0はなく1からの12段階になっている国が多いです。

ヨーロッパ

ヨーロッパの震度の尺度はヨーロッパ各国でヨーロッパ震度階の12段階のものが使われています。ロシアなどのCIS諸国やイスラエルなどはメドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク震度階の12段階のものが使われています。

アメリカ

アメリカでは改正メルカリ震度階級(モディファイド・メルカリ・スケール)が使われています。改正メルカリ震度階級は1から12の12段階で表示されます。アメリカ地質調査所(USGS)はこの震度階級を用いているため、海外の地震の揺れの大きさは改正メルカリ震度階級で表されることも多いです。韓国も改正メルカリ震度階級を使っています。また中国は12段階地震烈度を使っています。

タイ

タイがどのタイプの震度階級を使っているのかはわかりませんが、政府の発表でタイ全土に震度計は設置されているのはわかりました。震度が日本独自の尺度ということも分り、タイで震度発表がないことも納得しました。

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